【こんにゃくの栄養】低カロリーなだけじゃない!健康効果が高いグルコマンナンを含む

こんにゃくは日本で古くから食べられている食材で、ほとんどが「グルコマンナン」という成分からできています。こんにゃくが低カロリーでダイエットに向いている食材なのは良く知られていますが、実はグルコマンナンの健康効果にも注目してほしいところ。
では、早速こんにゃくの健康効果についてご紹介します。<管理栄養士seira>

こんにゃく
目次

特徴①腸内トラブルを改善し、良好な便通にしてくれる

こんにゃくの主成分である「グルコマンナン」は、水に溶ける食物繊維の一種。
腸内の善玉菌のエサになり、便秘や下痢などの腸のトラブルを改善する効果があります。
腸内環境が整うことで、免疫力を高める効果も期待できます。

特徴②コレステロール値や血糖値の抑制に効果的

グルコマンナンは、腸内でコレステロールの吸収を阻害したり、糖質をゆっくりと吸収させたりする働きがあります。
そのため、コレステロール値や血糖値を正常に保つことができ、生活習慣病予防に効果的といえます。

特徴③満腹感を与えてくれる

グルコマンナンは、水に触れるとゲル化する性質を持っています。
これにより、グルコマンナンを摂取すると胃の中で膨らんで、満腹感を与えることができます。
そのため、ダイエットや健康的な食生活を目指す人に人気のある食品です。

特徴④こんにゃくにはカルシウムが豊富に含まれる

こんにゃくにはミネラルが豊富に含まれますが、中でもカルシウムが特に豊富。骨粗しょう症予防に効果的なカルシウムは、日常的に不足しやすい栄養素なので、ぜひ積極的に摂取してほしい食材です。

こんにゃくを食べる時のポイント

適正量を守って 食べ過ぎは腹痛の原因に

こんにゃくの健康効果は高いですが、やはり食べ過ぎはよくありません。
食べ過ぎると胃腸の負担を増やし、腹痛や便秘の症状が現れる可能性があります。
1日に100g程度が適量とされているので、板こんにゃくだと1/3枚、しらたきだと1/2袋程度に抑えておきましょう。

こんにゃくは、ただ低カロリーなだけではなく、生活習慣病予防にもぜひ食べてほしい食材です。適正な量を守って、健康を目指しましょう。

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

栄養教諭として小中学校で勤務後、現在はフリーランス管理栄養士・フードコーディネーターとして活動中。SNSを中心に栄養情報発信、レシピ開発、栄養相談、食事指導、料理撮影等、幅広く活動している。

目次
閉じる