「かんぱち・いちろく」も登場!自慢のグルメを満喫できる九州の美味しい観光列車7選

風光明媚で豊かな食材に恵まれた九州は、お食事やスイーツをいただける観光列車の宝庫。さらにこの春、魅力的な観光列車が「かんぱち・いちろく」が新たに仲間入りしました。時や季節で移ろう車窓の景色を楽しみながら、各地の自慢のグルメをいただける贅沢体験。さあ、あなたはどの列車で出掛けますか?(※2024年4月18日現在の情報)

目次

旅の目的にもなる“美味しい観光列車 ” が人気

※写真はイメージ(36プラス3車内)

旅人を目的地まで温かくもてなしてくれる観光列車の旅。最近は、旅の目的にもなり得るような「レストラン列車」、いわゆる“美味しい観光列車”の人気が高まっているそうです。

人気の秘密はやはり特別感。移動手段である“列車” というイメージからはかけ離れ(※それぞれ異なる)、さまざまなコンセプトのもとデザインされた車体や車内は非日常感たっぷり。

スマートなスタッフが客人をもてなし、変わりゆく車窓の景色を眺めながら旬の素材を用いた自慢のお料理をいただくことができます。

「フレンチのコースが?」「寿司懐石が?」「あのシェフの料理が?」と、お食事目的の方はもちろんですが、「旅行といってもあちこち歩き回るのが億劫…」というシニアの方や、「長い移動時間をもっと楽しみたい」というグループやご家族連れにも人気だそうです。

今回、一度は乗ってみたい豪華なコース料理を楽しめる贅沢な観光列車から、ご家族連れでも楽しめる地元グルメをいただける観光列車まで、いろいろなタイプを集めました。

もちろん、この春デビューの新しい美味しい観光列車「かんぱち・いちろく」も見逃せません!

きっとお好みの“美味しい観光列車”が見つかるはずです。

ゆふ高原線の風土を味わう“新たな” D&S列車

かんぱち・いちろく/JR九州

2024年4月26日(金)にいよいよデビューのするのがJR九州のD&S(デザイン&ストーリー )列車・「かんぱち・いちろく」。博多~別府間を久大本線(ゆふ高原線)経由で 約5時間かけて運行する特急列車です。

外装は黒色に金色のアクセントをあしらい 重厚感があるデザイン。内装は福岡、大分県産の杉をふんだんに使って落ち着いた空間を演出しています。

大分県の火山や温泉を想起する赤色を基調としたデザインの1号車、樹齢約250年の杉の一枚板を用いたカウンターがある2号車 、福岡県の平野や山々などをイメージした緑、青色をベースにした3号車の3両編成。

博多発を「かんぱち」、別府発を「いちろく」として1日おきに交互に運行します。

車内でいただけるのは福岡・大分両県の食材を使用し、手間ひまかけ想いの込もったお食事。曜日毎で特徴の異なる食事を楽しめます。

特急かんぱち号 (月曜日・水曜日・土曜日運行)の料理 (※写真はイメージ)
特急いちろく号 (火曜日・金曜日・日曜日運行)の料理(※写真はイメージ)

「特急かんぱち号」では、博多駅を出発し、フルーツや酒蔵で有名な田主丸や八鹿酒造の最寄り駅の恵良駅でおもてなしを受けながら由布院・大分・別府へ。

「特急いちろく号」では、別府駅を出発し、別府湾を眺めながら大分・由布院を経由し、天ヶ瀬温泉のある天ケ瀬駅やフルーツの里うきは駅でのおもてなしを受け、福岡へ向かいます。

車窓の景色や土地のグルメはもちろん、停車駅でのおもてなしも楽しみです。

■運転区間:
かんぱち号/博多駅から由布院駅・別府駅
いちろく号/由布院駅・別府駅から博多駅
■運行開始日:2024年4月26日(金) ※予約発売中
■運転日時:
かんぱち号/月・水・土曜日 博多駅 12:19頃発→別府駅 16:59頃着
いちろく号/火・金・日曜日 別府駅 11:00頃発→博多駅 15:47頃着
■料金:
大人1名 18,000円~23,000円 こども1名 15,000円~19,000円
※こどもは6~12 歳 (小学生)
■予約方法:公式サイトにてweb予約(https://www.jrkyushu-kanpachiichiroku.jp/web-reserve/
■問い合わせ:092-474-2217(かんぱち・いちろくお問合せ窓口/9:30~17:00 火曜休)
■詳細は: https://www.jrkyushu-aruressha.jp/
※運行スケジュールは予告なく変更される場合があります

地元で活躍するシェフの料理がおもてなし “地域を味わう観光列車 ”

 THE RAIL KITCHEN CHIKUGO/西鉄

西鉄電車が運行するのは、季節ごとに沿線の旬の素材を生かした料理を楽しめる観光列車「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO (ザ レール キッチン チクゴ)」。

キッチンクロスをイメージし、美味しさと清潔感を表現したという斬新なデザインの列車が、特別感を高めてくれます。

車両は窯を中心としたオープンキッチンと、ダイニング車両の3両編成。

八女の竹を使用した竹編みの天井、いぶし銀が美しい城島瓦、家具のまち大川の家具、アーティストが描く筑後川など、沿線の地域資源をインテリアとして施し、筑後の文化をそこかしこに感じることができます。

2024年春のお料理(※写真はイメージ)

ウエルカムドリンクの「あまおうプレミアムスパークリングワイン」(2024年春のお料理の一例)から始まるお食事は、前菜、前菜プレート、メイン、パン、デザート、コーヒーと続くコース料理。

世界を舞台に活躍してきた福岡在住の3名のトップシェフが料理を監修し、 福岡県産・筑後の食材をたっぷり使用した趣向をこらした料理に仕上がっています。

「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」ならではと言える自慢の窯を使ったオーブン料理や肉料理が味わえるのも特徴です。車窓の景色を眺めるシチュエーションで、作りたての料理がすぐにテーブルに届く幸せ♡

お子様メニューやお子様料金の設定もあるので、家族づれにもおすすめです。

■運転区間:
木曜日限定「地域を味わう【木曜のランチコース】」/福岡(天神)駅発着( 折り返し「花原駅」)
金曜日限定「地域を味わう【金曜の旅ランチ】」/福岡(天神)駅発 大牟田駅着(途中停車「太宰府駅」「花畑駅」「西鉄柳川駅」※途中乗車、途中下車可
土日祝日限定「地域を味わう【アーリーランチ】」/福岡(天神)駅発着( 折り返し「花原駅」)
土日祝日限定「地域を味わう【レイトランチ】」/福岡(天神)駅発 大牟田駅着 (途中停車「西鉄柳川駅」※途中下車可
■運行日時:木・金・土・日・祝日 
木曜日限定「地域を味わう【木曜のランチコース】」/11:22発、14:03着
金曜日限定「 地域を味わう【金曜の旅ランチ】」/9:52発、14:30着
土日祝日限定「 地域を味わう【アーリーランチ】」/9:52発、12:35着
土日祝日限定「 地域を味わう【レイトランチ】」/13:22発、15:30着
※運行日や運行時間は変更になる場合もあるので必ず公式サイトや窓口にてご確認ください
※特別イベント運行を実施する際、運行時間を変更したり上記以外にイベント運行する場合があります
■所要時間:
木曜日限定「地域を味わう【木曜のランチコース】」/2時間41分
金曜日限定「地域を味わう【金曜の旅ランチ】」/4時間38分
土日祝日限定「地域を味わう【アーリーランチ】」/2時間43分
土日祝日限定「地域を味わう【レイトランチ】」/2時間8分
■料金:大人1名 11,800円、お子様メニュー 6,000円(各税込)
※お子様メニューは、3歳~10歳のお子様対象。通常のお食事をご希望の際は大人料金にて提供
※0~2歳のお子様は食事なしの場合は無料、お子様メニューをご希望の際はお子様メニュー料金にて提供
■予約方法:西鉄旅行にて。下記予約センターや予約サイト(https://www.railkitchen.jp/all/news/8407/)で受付
■問い合わせ:092-534-8952(西鉄旅行株式会社 ザ レールキッチンチクゴ 予約センター)
■詳細は: https://www.railkitchen.jp/

地域の“美味”を満喫できる、九州全県を巡る「D&S列車」

36プラス3/JR九州

1号車 グリーン個室(定員3~4名、4室)
6号車 グリーン席

JR九州の「D&S列車」とは「デザイン&ストーリー列車」の略で、列車が走る九州各地の歴史や文化がデザインとして反映され、その列車に乗ることで地域の奥深いストーリーを体感してほしいという願いを込めてつくられた列車だそうです。

2020年10月に運行を開始した「36プラス3」は そんな 「D&S列車」 のひとつ で、黒メタリックに輝く787系車両で九州全県を巡ります。

ルートは木曜日ルート(博多→熊本→鹿児島中央)、金曜日ルート(鹿児島中央→宮崎)、土曜日ルート(宮崎空港・宮崎→大分・別府)、日曜日ルート(大分・別府→(門司港)→小倉・博多)、月曜日(佐世保)ルート(博多→佐賀→肥前浜→武雄温泉→佐世保)の全5ルートから選べます。

各運行コースに合わせた地域の“美味 ” を楽しめる食事付きのランチプランは個室タイプと座席タイプから選べ、それぞれ食事内容や料金が異なります。

グリーン個室の1、2、3号車は、1~2名利用、3~4名利用(畳)、3~6名利用の3種類の個室があり、プライベートを確保しながらコースごとに厳選されたお料理と九州の風景を楽しむことができます。

個室で提供される料理「博多から西九州へ ご馳走御膳」 /月曜日(佐世保)ルート
(※料理画像はイメージ、時期に応じて旬の食材を使用)

5、6号車はゆったりとしたシート幅の座席タイプで、6号車は畳敷きで靴を脱いでリラックスできます。コースごとに沿線の食材を使った見た目も美しいお料理がいただけます。

座席で提供される料理「西九州を旅するフュージョンランチ」/月曜日(佐世保)ルート
(※料理画像はイメージ、時期に応じて旬の食材を使用)

「36ぷらす3」車内のビュッフェでは、列車オリジナル商品や「旅する九州酒」と題し九州各地のお酒を紹介しています。九州の味や伝統、風土を詰め込んだビュッフェで、客室乗務員と旅の思い出話に花を咲かせるのも良いですね。

また、4号車ではコースごとに異なるさまざまな体験メニュー (有料&無料) も用意されてあり、まさに乗ることそのものが忘れられないイベントになりそう。

これまでは目的地に合わせて列車を選ぶのが常でしたが、列車を選んで目的地が決まる、そんな余裕のある旅も素敵です。

■運転区間:
【木曜日ルート】 博多→熊本→鹿児島中央
【金曜日ルート】 鹿児島中央→宮崎
【土曜日ルート】 宮崎空港・宮崎→大分・別府
【日曜日ルート】 大分・別府→(門司港)→小倉・博多
【月曜日ルート】 博多→佐世保、佐世保→博多
■運転行程:
【木曜日ルート】 博多駅10:00発 → 熊本駅11:54着/12:00発 → 鹿児島中央駅16:26着
【金曜日ルート】 鹿児島中央駅11:22発 → 宮崎駅15:46着
【土曜日ルート】 宮崎空港駅11:37発/宮崎駅11:51発 → 大分駅16:49着/別府駅17:12着
【日曜日ルート】 大分駅10:48発/別府駅11:08発 → 小倉駅着15:16着/博多駅16:42着
【月曜日ルート】 博多駅11:23発 → 佐賀駅12:09発 → 肥前浜駅13:38発 → 武雄温泉駅14:49発 → 早岐駅16:03発→佐世保駅16:13着、 佐世保17:31発→早岐駅17:51発→有田駅18:03発→武雄温泉18:24発→江北駅18:40発→佐賀駅18:59発→新鳥栖駅19:18発→鳥栖駅18:22発→博多駅 20:06着
※運行日程スケジュール等詳細は公式サイトにてご確認ください
■所要時間:
【木曜日ルート】6時間26分
【金曜日ルート】3時間29分
【土曜日ルート】5時間28分
【日曜日ルート】5時間54分
【月曜日ルート】 博多→佐世保 4時間50分、 佐世保→博多 2時間35分
■料金:
【木曜日ルート】
個室 大人28,700円、こども24,100円(こども食事無し17,100円)
座席 大人24,000円、こども18,200円(こども食事無し15,900円)
【金曜日ルート】
個室 大人18,600円、こども16,400円(こども食事無し9,400円)
座席 大人13,600円、こども11,700円(こども食事無し8,200円)
【土曜日ルート】  
個室 大人22,900円、こども19,600円(こども食事無し12,600円)
座席 大人17,900円、こども14,900円(こども食事無し11,400円)
【日曜日ルート】
個室 大人22,000円、こども19,000円(こども食事無し12,000円)
座席 大人17,000円、こども1,300円(こども食事無し10,800円)
【月曜日ルート】
個室 大人19,300円、こども16,700円(こども食事無し9,700円)
座席 大人14,300円、こども12,000円(こども食事無し8,500円)
※大人・こどものメニューは同じです
※こども料金は小学生のお客様(旅行開始日当日を基準)に適用
※お食事を提供する店舗、メニューについては、事情により予告なく変更となる場合があります
■予約方法:web予約にて
https://www.jrkyushu-36plus3.jp/web-reserve/
■問い合わせ:0942- 474-2217 (或る列車・36プラス3お問い合わせ窓口)
■詳細は https://www.jrkyushu-36plus3.jp/

時速15~40kmでゆっくりことこと、 里山田園風景を見ながら絶品フレンチを

ことこと列車/平成筑豊鉄道

福岡県の直方市、田川市、行橋市を結ぶローカル鉄道・平成筑豊鉄道。九州百名山でもあり町のシンボルでもある福知山をはじめ映画の舞台にもなった香春岳など、山々の景色を臨みフレンチが楽しめるのが、観光レストラン列車「ことこと列車」です。

デザインは、JR九州の「ななつ星 in 九州」など数々の観光列車を手がけられた水戸岡鋭治氏によるもの。深紅メタリックの車体は沿線の風景が映り込むよう“全ツヤ鏡面磨き ” とし、天候によってさまざまな色合いを見せます。

木をふんだんに使用したシックな車内は、従来のシートや内装をすべて撤去し、大型のテーブルを備えた2人掛けと4人掛けのボックスシートを設け、2号車にはゆったり座れる2人掛けソファーシートも。

車内随所にはショーケースを設け、沿線の特産品を紹介しています。

フレンチメニュー(※写真はイメージ、 時期に応じて旬の食材を使用)

お食事は2022年4月にリニューアル。現在は「アジアのベストレストラン50(※1)」の日本の常連勢である、人気レストラン「Goh」のオーナーシェフ福山剛氏監修のもと、地域の自慢の食材たちを用いた“贅 ” を尽くしたフレンチコースがいただけます。

お箸でもいただける地産地消にこだわったお料理は、老若男女問わずに好評です。

※1 2013年より毎年開催。著名な料理人やフードライター、世界中を食べ歩く美食家ら約300人が10店ずつ投票して決定。

■運転区間:直方駅から行橋駅
■運転日時:土・日・祝日 ※最少催行人数2名
直方駅11:32発→行橋駅14:52頃着
■所要時間:3時間20分
■料金:大人1名19,800円、こども16,800円、幼児(6才未満)無料/席を利用の場合こどもとみなします
※小学生以下のお客様は「お子様メニュー」(こども料金)が選べます。こどもでもフレンチコース料理を希望の場合は大人料金。
■予約方法:下記予約センターまたはweb予約にて(https://www.heichiku.net/cotocoto_train/apply_2022_1st.html
■問い合わせ:092-725-4182(日本旅行笹丘支店「いい旅サロン九州」)
■詳細は: https://www.heichiku.net/cotocoto_train/
※運行スケジュールは予告なく変更される場合があります
※車内にトイレがないので停車駅のトイレを使用

車窓から美しい九州西海岸の景色を眺めて旅気分にどっぷりつかる

おれんじ食堂/肥薩おれんじ鉄道

1号車「ダイイングカー」

風光明媚な九州西海岸を望む絶景ローカル線「肥薩おれんじ鉄道」。そのルートをお食事付きでもてなしてくれるのが観光列車「おれんじ食堂」です。

デザインコンセプトは「九州西海岸を眺めながら、ゆったり、のんびり、“スローライフな旅 ” 」。

ホテルのダイニングスペースを思わせる、ゆったりとした造りの1号車「ダイニング・カー」には、家族や友人と談笑しながら食事を楽しめるテーブル席のほか、海側にはカウンター席も設けてあり、車窓には東シナ海や不知火海の海岸線がダイナミックに広がります。

2号車の「リビング・カー」には1車両にわずか20席というゆとりのある造りで、「ゆったりと自分の時間を過ごしたい」という方にぴったりです。

和食(鮨割烹 まこと)/1便スペシャルランチ
(※写真はイメージ、 アルコールはお料理に含まれません)
フレンチ(シェカシワギ)/2便サンセット
(※写真はイメージ、 アルコールはお料理に含まれません)

今回ご紹介するのは、2024年9月までの夏ダイヤのお料理。

「 1便スペシャルランチ」は和食、 「2便サンセット」はフレンチの 特別感たっぷりのお食事です。おれんじ鉄道沿線の海・山・里の食材を用い、 地元のシェフ・料理人が腕を振るコースは華やかで繊細。目でも楽しめる豪華なお食事が楽しめます。

運行時は、沿線グルメを楽しむ「駅マルシェ」も開催されており、停車する日奈久温泉駅、佐敷駅、水俣駅、阿久根駅では沿線ならではの特産品はもちろん、知る人ぞ知る地元グルメにも出合えるかもしれません。

また、運転席の横には「子ども展望席」があったり、運転士の制服・制帽の着用体験もできたりと、子ども連れには嬉しい計らいも。

貸し切り運行や楽しいイベント運行も随時行っているので、詳細は公式サイトでご確認ください。

■運転区間:新八代駅、川内駅間
■運転日時:4、5、9月は金・土・日・祝日、6、7、8月は土・日・祝日
「1便スペシャルランチ」/出水駅11時52分発→新八代駅14時07分着
「2便 サンセット」 /新八代駅15時38分発→川内駅19時31分着
※2024年9月末日まで適用。10月1日より2024年度冬ダイヤとなります。
■所要時間:
「1便スペシャルランチ」 2時間15分
「2便 サンセット」 3時間53分
■料金:
「1便スペシャルランチ」 大人18,000円、小人9,000円
「2便 サンセット」 大人25,000円、小人12,500円
※小人は6歳以上~12歳未満、12歳の小学生。
※未就学児は席を利用しない場合無料。ただし保護者の膝の上での乗車となります。席のみご利用の場合、小人乗車運賃+座席指定券(700円)。
■予約方法:下記予約センターもしくはweb予約にて(https://www.hs-orange.com/kankou/reserve/pub/default.aspx?c_id=22
■問い合わせ:0996-63-6861(おれんじ鉄道予約センター)
■詳細は: https://www.hs-orange.com/kankou/
※2024年3月16日~2024年9月30日対象
※運行スケジュールは予告なく変更される場合があります

新形態「和日旅」も登場! 地元のグルメやスイーツを楽しむローカル鉄道の旅

しまてつカフェ トレイン/島原鉄道

長崎・島原半島ののどかな風景と、スタッフが心をこめて手作りした空間でもてなしてくれる、親しみやすさが魅力の観光列車「しまてつカフェ トレイン」 。

かわいい装飾などでカフェ仕様になった車内では、トレインアテンダントが乗車してバスガイドのように名所案内してくれ、旅気分が高まります。

乗車すると、まずはほうじ茶かカフェトレイン特製コーヒー(お子様にはジュースもあり)のウエルカムドリンクから始まり、食前軽めのおやつ、ランチ、食後のデザートと続きます。

しまてつカフェ トレイン 5月のメニュー(※写真はイメージ)

それらはすべて、島原半島をよく知る“しまてつ”だからこそおすすめできるご当地グルメ。

地元人気店のオリジナル弁当や温泉街の和菓子屋さんの季節を感じる和菓子、お土産に買って帰りたくなるような島原ならではのスイーツなど、肩ひじ張らずにお食事やおやつを楽しめます。

乗車途中、日本一海に近い駅のひとつである「大三東駅」には、45分間停車するという嬉しいおもてなしも。 実はこの「大三東駅」 、映画の舞台や大手清涼飲料水メーカーのCMのロケ地にもなった話題のスポットで、記念撮影にも大人気。屋根も柵もない開放的なホームからは一面に広がる有明海を眺めることができます。

「大三東駅」 の駅舎には、「幸せの黄色いハンカチ」のガチャガチャが設置してあるので、願い事や大切な人へのメッセージなどを黄色いハンカチに書くのも旅の思い出に良いかもしれません。

しまてつカフェ トレイン 和日旅 5月のメニュー(※写真はイメージ)


また、この春から四季を感じる和の食事が楽しめる「和日旅(ワビタビ)」も登場。

“和の良さを取り入れたカフェトレイン” ということで、車内では高級玉緑茶、豆菓子、生菓子2品、焼菓子、コーヒーがいただけます。

また、90分間の島原城七万石武将隊と行く島原城下めぐりや、島原城下に設置された御城印スタンプを集めて島原城×島原鉄道のオリジナル御城印をゲットするスタンプラリーなど、島原の歴史に触れるお楽しみも満載です。

いずれのチケットにも、到着駅の島原にある観光地「島原城天守閣」への無料入場のほか、島原市内にある20軒以上の店舗でもうれしい特典が受けられます。

さらに、翌日まで使える「島原 → 諫早」の片道鉄道きっぷ(途中下車無効)も付いているので、島原に一泊して観光するのにもおすすめです。

■運転区間:諫早駅から島原駅
■運転日時:
しまてつカフェトレイン/運行日程は公式リーフレットで確認を
諫早駅11:10発~島原駅13:10着(片道)
しまてつカフェトレイン 和日旅/5月19日(日)、6月16日(日)、7月21日(日)、8月25日(日)、9月8日(日)
諫早駅11:10発~島原駅13:10着(片道)
■所要時間:いずれも各2時間
■料金:
しまてつカフェトレイン/大人6,000円、小学生3,000円
しまてつカフェトレイン 和日旅/ 大人6,500円、小学生3,000円
※小学生未満は無料。食事は付かないので各自ご用意を(飲み物のみご用意)。
■予約方法:下記「島原鉄道 島原駅」へお電話またはweb予約にて
https://www.shimatetsu-cafetrain.com/calendar_step01/
■問い合わせ:0957-62-4705(島原鉄道 島原駅)
■詳細は https://www.shimatetsu-cafetrain.com/

非日常感あふれる優雅な空間で、ワールドクラスのお食事とおもてなしを

或る列車/JR九州 【※2024年6月初旬まで運休中】

「或る列車」は、2021年11月よりスイーツコースがいただける「スイーツトレイン」から、お食事中心のコース、お料理を満喫できる列車に生まれ変わり、現在博多~由布院間を運行中です(※現在運休中/6月中旬頃より運行予定)。

コンセプトは「100年の時を超え蘇る、幻の豪華列車」というだけあり、極上の“食・時・おもてなし”を味わえる観光列車。

世界的な鉄道模型の神様といわれた故・原信太郎氏が作成した模型を元に、水戸岡鋭治氏がデザイン・設計し、「原鉄道模型博物館」副館長を務める原健人氏が監修したという車内空間は、あの有名なクルーズトレイン「ななつ星 in 九州」に次ぐ贅沢さを誇ります。

コース料理(※写真はイメージ、 時期に応じて旬の食材を使用)

「或る列車」のお食事を演出するのは世界ベストレストランに10年以上連続でランクインし、自然環境をテーマにした料理をつくり続けるシェフとして国内外にその名を轟かせている成澤由浩氏。前菜、魚料理、肉料理、スイーツ、ミニスイーツのコースは、成澤氏による「或る列車」だけのオリジナルメニューです。

また、器も九州の職人たちがこの列車のために特別に制作したオリジナルを用意。こだわりがたくさん詰まった贅沢な時間を心ゆくまで楽しめます。

※2024年4月よりメンテナンスのため運休中、6月中旬より運行予定。HPをご確認ください。
■予約方法:公式サイトにてweb予約(https://www.jrkyushu-aruressha.jp/reserve-info
■問い合わせ:092-474-2217(或る列車・36プラス3お問い合わせ窓口)
■詳細は: https://www.jrkyushu-aruressha.jp/

「特別感のある旅体験」は記念日や長寿祝いのプレゼントにもおすすめ

旅気分を高めてくれる観光列車の旅。

九州には海、山、里、とたくさんの風景を楽しめる鉄道がたくさんあり、さまざまなテーマやコンセプトの観光列車が走っています。

なかでも、今回ご紹介した“美味しい観光列車”は、列車が好きな人にも、あまり列車に乗らない人にも、きっと素敵な体験をもたらしてくれるはずです。

各列車、季節に合わせたイベント運行やお楽しみたっぷりの特別ツアーの企画も随時行われています。ぜひ公式サイトでチェックしてみてください。

また、通常の列車と異なり座席が少ないため満席になり次第販売終了となります。しかも「予約は乗車日の10日前まで」など、いずれの列車も予約期限が早めに設定されています。「思い立ったら旅に出る…」とはいかないので、早めに計画を立てましょう。

どうぞみなさんの観光列車の旅が、素敵な思い出になりますように。



よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

脳活、運動、食事、睡眠、社会参加、脳トレなどの普及・啓発活動による健康寿命の延伸・認知症予防の実現を目指す「脳活新聞」

目次
閉じる