【脳活レシピ(28)】きのこの旨味と栄養で健康増進「焼き椎茸のマリネ」

昨今は、スーパーなどの店先に一年中キノコ類が並ぶようになりました。
種類も各段に増え、年間を通して品質や価格が安定しており、様々なキノコ料理を楽しむ事ができます。
本日は「生椎茸」の栄養と旨味を丸ごと味わえる、常備菜にもピッタリな「焼き椎茸のマリネ」をご紹介します。

目次

椎茸(しいたけ)の栄養

食物繊維が豊富で、低エネルギーの椎茸。

食物繊維には

  • 腸の働きを整える
  • 糖質の吸収を緩やかにして血糖値の急激な上昇を防ぐ
  • 余分なコレステロールを排泄する

これらの働きがあり、生活習慣病の予防に役立ちます。

キノコに含まれるβグルカンという食物繊維には、免疫力を高める作用や、細胞のがん化を防ぐ効果があることも知られています。

椎茸(しいたけ)の保存方法

生椎茸は天日干しにすると、保存期間が長くなります。
天気の良い日に数時間日光に当てると、カルシウムの吸収を助け、骨の代謝に関わるビタミンDの含有量がアップします。


日に干す時は、かさの裏側のひだを上に向けてザルに並べましょう。
カラカラにする必要はなく、水分が少し飛んでしんなりする程度でも十分です。

冷凍保存で旨味アップ!
酵素の働きによって細胞膜が壊され、旨味成分が出やすくなります。

焼き椎茸のマリネ

それでは、「生椎茸」の栄養と旨味を丸ごと味わえる、常備菜にもピッタリな「焼き椎茸のマリネ」をご紹介します。

材料(2人分)

生椎茸     大2枚
玉ねぎ     10g
パプリカ(黄)  10g
パプリカ(赤)  10g
きゅうり   10g

(A)
オリーブ油  小さじ1
米酢(木酢) 小さじ
塩糀    小さじ1/2
こしょう  少々

★米酢以外にも柚子やカボス・すだちといった柑橘類を季節に応じて使うと、より爽やかな風味を味わうことができます。

作り方

1.(A)の材料を合わせてマリネ液を作っておく。

2.生椎茸は大きいまま網に乗せて素焼きに、軸は下の硬い部分を切り落とし、手で縦に割いてホイルで包んで焼いてから①に漬け込む。

3.玉葱・パプリカ・きゅうりは、線切りにし、マリネ液に漬け込む。

マリネは30分ぐらいで味がつきますが、1日置くとより味が馴染んで美味しくなります。
椎茸は水で洗うと風味が落ちてしまいますので、汚れやほこりは湿らせたキッチンペーパーで拭き取ると良いでしょう。

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この記事を書いた人

福岡県栄養士会の会長、大部正代が健康寿命の延伸を目的とし、2019年に設立。管理栄養士による栄養相談を始め、レシピ開発、講演やセミナー、健康イベント等の活動を行う。

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