【脳活レシピ(39)】緑黄色野菜の代表格!ブロッコリーの抗酸化力で老化防止!

冬から春先が旬で、栄養豊富なことでも知られる野菜「ブロッコリー」は、2026年度から農林水産省が定める「指定野菜」に加わりました。今回は、そんなブロッコリーの美味しさを丸ごと味わえる「ブロッコリーのガレット」をご紹介します。

目次

知って得する!ブロッコリー情報

指定野菜とは

指定野菜とは、全国的に消費量が特に多く、国が安定した供給が必要と認めた野菜のことです。
大根、人参、里芋、馬鈴薯(じゃが芋)、白菜、キャベツ、ほうれん草、レタス、ねぎ、玉ねぎ
きゅうり、なす、トマト、ピーマンの14種類に加えて2026年度からブロッコリーが追加されます。

1974年にジャガイモが指定野菜に追加されて以来、52年ぶりの品目追加となる事で話題となっています!

ブロッコリー豆知識

ブロッコリーは、ビタミン、ミネラル、食物繊維などがたっぷり含まれている他、たんぱく質も多く含まれています。
私たちが普段口にしている部分は「花蕾(からい)」と呼ばれる小さな花のつぼみが集まった部分とその茎です。花蕾の緑色が濃く、密集していて固くしまっているものが新鮮なブロッコリーの証です!

ブロッコリーに多く含まれる栄養成分

①カリウム
血圧を抑え、むくみ解消に役立つ栄養素です。高血圧に悩む方、体のむくみがつらい方に効果的です。

②ビタミンC
免疫力を高め、肌を美しく整えてくれます。季節の変わり目で体調を崩しがちな今の時期にぴったりですね。

③ビタミンK
カルシウムの吸収を助けてくれます。また、血液をサラサラにし、記憶力の維持や学習能力をサポートしてくれます。

④β(ベータ)カロテン
体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜を健康に保ってくれます。

⑤葉酸
ビタミンB群の一種です。細胞の新生や赤血球を作り出す働きがあり、貧血の予防に役立ってくれます。

⑥スルフォラファン
優れた抗酸化作用があり、体内の発がん物質を解毒する効果があります。近年の研究ではピロリ菌除去作用や、花粉症症状の緩和作用も報告されています。
*ブロッコリーの新芽である「スプラウト」はスルフォラファンの濃度が高いそうです!!

⑦ルテイン
光の刺激から細胞を守り、目の健康を維持してくれます。

栄養やおいしさを損なわないための料理のポイント

ブロッコリーに含まれるビタミンCは水溶性で熱に弱いので、短時間で茹でるか電子レンジでの加熱が
オススメです!

*注意点:加熱したブロッコリーは水にさらすと味・香り・食感も損なうため水にさらさないように!

「ブロッコリーのガレット」 レシピ

材料:6人分(作りやすい分量)

ブロッコリー 200g

ロースハム  2枚

コーン缶(ホール)50g

ピザ用チーズ  40g

卵       1個

オリーブ油  大さじ2

塩糀  小さじ1

黒こしょう  少々

片栗粉  大さじ3

材料はコチラです!

作り方

① ブロッコリーの硬い軸は、電子レンジ600Wで1分かけた後に細かく刻む
残りは生のまま細かく刻む(又はフードプロセッサーにかける)
ハムは5mmの粗みじんに切る

フードプロセッサーで刻まれる直前のブロッコリー


②ボウルに卵を溶きほぐし、①と汁気を切ったコーン缶・ピザ用チーズ・オリーブ油小さじ1
塩糀小さじ1、黒こしょう少々、片栗粉大さじ3を加えてよく混ぜる

調味料などをを加えたらよく混ぜてください!

③フライパンにオリーブオイル大さじ1を熱し、②を入れて平らに広げる。蓋をして6分間程焼く

とても美味しそうな彩りです!

④ フライパンの蓋、もしくはお皿に滑らせるように移し、フライパンをかぶせてひっくり返す

⑤ 鍋肌から残りのオリーブ油を加え、さらに6分間焼く(完成)

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この記事を書いた人

福岡県栄養士会の会長、大部正代が健康寿命の延伸を目的とし、2019年に設立。管理栄養士による栄養相談を始め、レシピ開発、講演やセミナー、健康イベント等の活動を行う。

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