“素材は大きめカット”がポイント。しっかり咀嚼するコトで脳に刺激を!
「よく噛んで食べる」ことは消化に良いだけでなく脳の活性化・認知機能の向上など、脳の働きにも良い事が
知られています。
いつまでも美味しく食べるために、お口のお手入れは重要。歯磨きといった毎日のお手入れに加え、かかりつ
けの歯医者さんでの定期受診で、口腔内の環境を整えることがおすすめです。
本日は良質なたんぱく質源である“鶏むね肉”と、骨や歯の健康に欠かせないミネラルやビタミンDも一緒に摂れ
て歯応えも楽しめる“きくらげ”を組み合わせたピリ辛レシピ、「鶏むね肉ときくらげのチリソース」をご紹介します。
●鶏むね肉の栄養
・脂肪が少なく、エネルギーが低い。
・アンチエイジング効果や抗疲労成分を多く含む。
*肉質はやわらかく低脂肪であっさりとした味。火を通しすぎるとパサつきやすいので調理の際は注意。
●きくらげの栄養
・きのこの中では鉄やカルシウム含有量が多い
鉄:全身の細胞に酸素を運ぶ役割をしており、貧血の予防・改善に役立つ成分。
カルシウム:健康な骨や歯をつくるほか、イライラを鎮めて精神を安定させる働きも備える成分。
*きくらげは、カルシウムの吸収率を高めるビタミンDも摂れるので、効率の良いカルシウムの補給源に。
調理する前に日光に当てることで、ビタミンDの摂取量を増やすことができます。免疫力アップに役立つβグルカゴンなどの食物繊維も豊富!
*近年では、乾物だけでなく国産の生きくらげの生産も盛んになってきました。生は乾燥したものに比べて食感に弾力があります。
目次
鶏むね肉ときくらげのチリソース
○材料:2人分
鶏むね肉 150g
塩糀 小さじ1
酒 大さじ1/2
片栗粉 大さじ1
サラダ油 小さじ1/2
きくらげ(乾燥) 2g
長ねぎ 1/4 本
ごま油 小さじ1
<チリソース>
水 大さじ1
ケチャップ 大さじ1
紹興酒 大さじ1/2
しょうゆ 大さじ1/2
砂糖 小さじ1/2
鶏ガラスープの素 小さじ1/4
豆板醤 小さじ1/2
[A]にんにく 5g
[A]しょうが 5g
○作り方
① 鶏むね肉は、1口大の削ぎ切りにし塩糀と酒につけておく(10分程度)
② ①の水分をキッチンペーパーで軽く拭きとり、片栗粉を全体にまぶす
③ きくらげは水に戻し1口大に、長ねぎはみじん切りにする。
④ Aのにんにく・生姜はみじん切りにする
⑤ ボールにチリソースの材料を入れ、混ぜ合わせる
⑥ フライパンを火にかけてごま油を引き、Aの材料を入れて炒める。
⑦香りが出てきたら②を入れて焼く
⑧鶏肉に火が通ったら、きくらげと⑤を入れて中火で加熱
⑨とろみがついたら、長ねぎのみじん切りを入れ、全体に味が馴染んだら火からおろして器に盛り付ける
*参考文献
新・野菜の便利帳 健康編 / 名取貴光監修、高橋書店
八訂準拠 ビジュアル食品成分表 / 大修館書店
NHK出版からだのための食材大全 / N H K出版
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