【イベントリポ】第4回脳活新聞フェア 5つのセミナーと15ブースで健康寿命延伸のヒント満載

「第4回 脳活新聞フェア」を9月29日、福岡市・天神のTKPエルガーラホールで開催しました。5人の講師によるセミナーのほか、企業や団体などの15の多彩なブースを展開し、脳活をはじめ健康寿命延伸に関する商品紹介のほか、暮らし情報なども発信しました。約400人の来場者が、これらを興味深く見聞きし、体験に参加しました。

目次

脳活、腸活、認知症フレンドリーセンターなど多彩なセミナー

「どうする!? 脳卒中!―超急性期治療から患者・家族サポート体制まで―」
福岡輝栄会病院脳卒中センター 脳神経外科部長 鈴木 聡氏

「タイム・イズ・ブレイン( 時は脳なり)という言葉があるように、脳卒中は早い治療が重要です。頭痛や目まいなどでも“おかしいな”と感じたら、ためらわずに医療機関へ。介護の際も家族で抱え込まず、病院の担当者や専門スタッフが連携して支援する『いきいきセンターふくおか(福岡市地域包括支援センター)』などに相談を」

「嚙(か)めるは脳活 知っておきたい、最新インプラント事情」
おおたわ歯科医院 理事長 院長 歯学博士 大多和徳人氏

「食事が最大の楽しみという人も多いと思います。しっかり噛めると食事を楽しめ、脳の活性化にもつながります。インプラントは高額というイメージがあるかもしれませんが、4本のインプラントで12本の歯が入る『ALL ON 4(オールオンフォー)』治療もあります。1日で歯が入り、手術も1回で終了します。一度ご相談ください」

「脳活に役立つ画像検査の使い方:健康寿命を延ばしましょう」
吉田クリニック 院長 吉田守克氏

「画像検査は脳や脳の血管の状態を確認し、認知症や身体障害の発見につながります。認知症は症状や画像検査などで種類を判別します。また早期発見・治療が大切な動脈硬化やがんは症状がなくても適宜気になる部位の画像検査を。体内で起こっていることを客観的に評価する画像検査を活用し、健やかに過ごしてください」

「福岡市認知症フレンドリーセンターの目指すもの」
福岡市認知症フレンドリーセンター センター長 党 一浩氏

「日本でトップクラスの若くて元気なまちといわれる福岡市でも、2040年には約3人に1人が高齢者になると予測されています。これに伴い認知症を有する人も増えます。その人たちが元気に活躍できる福岡市をつくろうと、さまざまなプロジェクトが動いています。いろいろな人や場所とつながり、その後方支援をしていきます」

「腸からはじまる全身の健康」
FOOD&HEALTH協会ククルテ 代表理事 大部正代氏

「脳と腸が大いに関連している腸脳相関、免疫システムのコントロール、毒素のブロックなど、大腸は心身の健康のために大切な役割を果たしています。毎日の食事で腸内環境は変わります。腸内で乳酸菌やビフィズス菌など善玉菌を増やす食品や飲料、例えば野菜類、ぬか漬け、キムチ、ヨーグルトなどを毎日取り入れて健康に」

ブースでは配布、体験、相談、商品販売など多彩に

15のブースで健康や暮らしにまつわる情報を発信

今回、15の企業・団体による出展ブースでさまざまな情報やサービスを提供しました。認知症のAR体験などを実施した「福岡市認知症フレンドリーセンター」、骨と腸をサポートするヨーグルト飲料を配布した「森永乳業九州」、次世代メガネの試着「ViXion」、介護付き有料老人ホームの「アビタシオン」、食料品や日用品の配達システム「Uber Japan」など。食品販売などもあり、大いににぎわいっていました。

【出展ブース】●福岡市認知症フレンドリーセンター ●森永乳業九州㈱ ●アビタシオン ●おおたわ歯科医院 ●眞影寺瑠璃苑 ●優良工事店ネットワーク ●豆吉郎 ●アロエ本舗 ●Uber Japan ●ViXion ●一般社団法人FOOD&HEALTH 協会ククルテ ●ふくおか散歩 ●N-NOSE ●生活の窓口 ●脳活新聞

認知症になったらどんな視野になるの? AR体験などの「福 岡市認知症フレンドリーセンター」
骨と腸をサポートするヨーグルト飲料を紹介した「森永乳業九州」
次世代メガネの試着体験「ViXion」
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この記事を書いた人

脳活、運動、食事、睡眠、社会参加、脳トレなどの普及・啓発活動による健康寿命の延伸・認知症予防の実現を目指す「脳活新聞」

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