【脳活レシピ(33)】栄養豊富なれんこんで身体の中から綺麗に!

シャリっとした歯ごたえが特徴のれんこん。
素材の切り方や調理方法によっても、それぞれ違った食感が楽しめます。

今回はれんこんをすりおろし、小麦粉と混ぜ合わせた生地で焼いた“もちもち”食感の韓国料理「れんこんのチヂミ」をご紹介します。

目次

れんこんの栄養

れんこんの主成分は「でんぷん」なので野菜の中では糖質が多く、エネルギーとなって身体を温める働きがあります。

切り口が空気に触れて変色するのは、ポリフェノールのひとつであるタンニンが含まれているため。
タンニンは優れた抗酸化作用があり、活性酸素の働きを抑えて老化を防ぐのに役立ちます。

その他、ビタミンCやカリウム・食物繊維も豊富。れんこんのビタミンCは、でんぷんに守られているため、加熱しても損失しにくいのが特徴で、コラーゲンを生成し皮膚や血管の強化に役立ちます。メラニン色素の沈着を防ぐため、美肌効果も期待できます。

食物繊維には腸内環境を整える他、生活習慣病や大腸がん予防の効果も期待できます。 口や喉の渇きを潤し炎症を鎮める作用もあり、薬膳では身体にこもった余分な熱を覚まし「肺」を潤す食材として喉の痛み、咳や痰を緩和する働きが期待できると考えられています。

れんこんのチヂミ

それでは、「れんこんのチヂミ」のレシピをご紹介します。

材料(2人分)

(A)生地
れんこん 80g
米粉   80g
みそ    小さじ1
塩    少々

(B)具材
ニラ   1/4束
人参   1/6本
玉ねぎ  1/8個
植物油  大さじ1
青唐辛子 適宜

作り方

  1. れんこんは、すりおろすかミキサーにかけておく。 
  2. ニラは2cm長さに切る、人参、玉ねぎは2cmの線切りにする。
  3. ①と米粉・みそ・塩・水・青唐辛子(みじん切)、②を加えて混ぜる。
  4. フライパンを熱し、大さじ1杯程度の生地を円形に延ばし、片面が焼けたら裏返して焼く。

生地を焼く際には、薄く広げる方が火が通りやすく、表面“カリッ”、中は“もちもち”に仕上がります!
青唐辛子は辛味が強いので、使う量に要注意!

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この記事を書いた人

福岡県栄養士会の会長、大部正代が健康寿命の延伸を目的とし、2019年に設立。管理栄養士による栄養相談を始め、レシピ開発、講演やセミナー、健康イベント等の活動を行う。

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