サバ缶にはDHAが生のサバより豊富に含まれており、認知症予防効果が期待できます。
骨ごと食べられるサバ缶には、カルシウムが生のサバの約43倍も含まれており、骨粗しょう症予防も期待できます。
今回は、サバ缶のうま味をそのまま使って作る「サバ缶と冬瓜の煮物」をご紹介します。(管理栄養士:久保田 美代)
目次
魚を日常的に食べる人は認知症のリスクが減る?!
サバは青魚の代表で、その栄養豊富な食材です。
青魚などに多く含まれるDHAやEPAは、血中の中性脂肪や悪玉コレステロールを減らし、動脈硬化を抑制する働きがあります。また、神経保護作用を持つビタミンB12やビタミンEも含まれていますので、認知症を発症するリスクが軽減されます。
魚の摂取量が多い人ほど、認知症のリスクが減るという研究結果があります。
<参考文献>
Tsurumaki N, et al. Br J Nutr. 2019 Nov 28;122(10):1182-1191.
骨粗しょう症予防
カルシウムは骨や歯の構成成分ですが、神経の働きや筋肉の収縮にも関係している、生命にとって欠かせない栄養素です。
たんぱく質も豊富に含まれていますので、筋力アップや栄養状態の改善にも役立ちます。
サバ缶を1/2缶食べると、牛乳コップ1杯と同じくらいのカルシウムがとれます。
骨の健康が気になる方にはうってつけです♪
サバ缶と冬瓜の煮物
それでは、「サバ缶と冬瓜の煮物」のレシピをご紹介します。
材料(2人分)
サバ味噌煮缶 180ℊ
冬瓜 100ℊ
絹さや 5枚
水 200ml
作り方
① 冬瓜は一口大に切ります。
② サバ味噌煮缶は汁ごと全部鍋に入れます。
③ ②に冬瓜と水を入れ中火で10分ほど煮て弱火にし、絹さやを入れ2分煮ます。
④ 器に盛ったら、絹さやをトッピングします。
サバ味噌煮缶1缶当たりの塩分量は2ℊ前後ですが、メーカーにより差があります。
塩分が気になる方は、減塩タイプを選ぶなど成分表示の「食塩相当量」を確認しましょう。