腸の不調は脳に影響し、脳に受けたストレスは腸に影響するといった関係を腸脳相関といいます。
今回は、腸内環境を整えるために必要な食物繊維を豊富に含むごぼうを使った「ごぼうポタージュ」のレシピをご紹介します。腸内環境を整えて腸活&脳活しましょう!(管理栄養士:彌永清子)
目次
ごぼうの栄養
食物繊維
食物繊維には2種類あり、それぞれ違う働きをします。
◎水に溶ける性質の「水溶性食物繊維」…「便を柔らかくする」働き
◎水に溶けない性質の「不溶性食物繊維」…「便のかさを増やす」働き
ごぼうは、この2つの食物繊維がバランスよく含まれています。
他にも生活習慣病を予防する働きもあり、食物繊維は、健康を維持するための重要な栄養素です。
食物繊維で善玉菌が増える⁉
食物繊維は腸内の善玉菌のエサとなり、善玉菌を増やす働きがあります。善玉菌を増やすことで、腸内環境を整えることが期待できます。
クロロゲン酸
ごぼうから出るアクには、ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸が含まれています。
クロロゲン酸は、強い抗酸化力を持ち、活性酸素の発生を抑えてくれます。
アクを抜きすぎないためのポイント
抗酸化作用のあるクロロゲン酸を食事に取り入れるために、
- たわしなどでよく水洗いする
- 包丁の背で皮の表面を薄くこそげ落とす程度にする
など、皮をきれいに剥いてしまわないのもポイントです◎
ごぼうポタージュ
それでは、 食物繊維を豊富に含む「ごぼうポタージュ」のレシピをご紹介します。
材料(4~6人分)※ごぼう1本分の分量です。
ごぼう 1本
玉葱 1/2個
長いも 100g
だし( 昆布・鰹節 ) 400mℓ
無調整豆乳 200mℓ
塩 小さじ1
こしょう 少々
★付け合わせ
長いもすりおろし 適宜
れんこんチップ 適宜
黒ごま 適宜
作り方
1.ごぼう・玉葱・長芋は、薄切りにする。
2.鍋に、1とだしを入れ、火にかけ、軟らかくなるまで煮る。
3.軟らかくなったら、なめらかになるまでミキサーにかける。
(やけどをしないように注意しましょう)
4.鍋に、3と無調整豆乳を合わせ、沸騰しない程度に温め、塩・こしょうで味を調える。
5.器に盛り、長いもすりおろし・れんこんチップ・黒ごまを飾る。
調理のポイント
- 「だし」は、顆粒だしでもOK
昆布・鰹節でとっただしにすると、食塩が控えられ、カリウムなどのミネラルが摂取できます。
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