腸と脳が密接な関係であることは、最近よく言われていますね。
そんな腸を整えるには、腸内細菌のエサになる食物繊維は重要な栄養素です。
食物繊維と言えば、サラダなどの野菜類を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
今回は、手軽に食物繊維が摂れる「簡単炊き込みご飯」をご紹介します。
味付けは塩昆布のみで手軽!きのこの旨み×昆布の旨みのダブル旨みで、薄味でも美味しくいただける一品です。(管理栄養士:上野宏美)
目次
きのこにはどんな栄養があるの?
野菜ではなく菌類に分類されるきのこには、椎茸、しめじ、マッシュルームやきくらげなど、たくさんの種類があります。
きのこの栄養
- 食物繊維…腸内環境を整える
- ビタミンB群…疲労回復、皮膚や粘膜の健康維持に効果的
- ビタミンD…骨粗しょう症予防
ミネラルなどの栄養素も豊富に含んでおり、免疫機能を高める成分や抗酸化作用も持っています。
きのこに多く含まれるβグルカンは、食物繊維の一種で、免疫力を高め、ウイルスや細菌に対する抵抗力を高めます。
これからの季節、インフルエンザや新型コロナウイルス感染予防におすすめの食材です!
きのこは、種類ごとに少しずつ豊富に含まれる栄養素が違います。
色々な種類のきのこを組み合わせて食べるのが、おすすめです。
きのこんぶご飯
それでは、手軽に食物繊維が摂れる、簡単炊き込みご飯のレシピをご紹介します。
材料(2合分)
米 … 2合
もち麦(あれば)… 30g
お好みのきのこ2~3種類 … 200g
(椎茸、しめじ、マッシュルームなど)
塩昆布 … 20g
酒 … 大さじ1
水 … 炊飯器の2合の目盛まで(450ml)
※もち麦を入れた場合、水を大さじ2追加
作り方
1.きのこ類は石づきを取り、食べやすい大きさに切る、またはほぐす。
2.米は研いで、もち麦と一緒に30分ほど浸水し、ざるにあげて水気を切る。
3.炊飯器に②と酒を入れ、目盛まで水を入れる。
4.①のきのこ、塩昆布を加えたら軽く混ぜて、スイッチを入れて炊飯する。
4.炊き上がったら、底から全体を混ぜ合わす。
しいたけなどのきのこ類には、三大うまみ成分の一つであるグアニル酸が多く含まれています。
グアニル酸は、昆布のグルタミン酸と混ざると、旨味が何倍にも強くなります◎
あわせて読みたい
【脳活レシピ(6)】にんにくパワー!アホエンで脳を活性化しよう!
栄養豊富な食材である、にんにく。
においの成分アリシンが低温の油に溶け出すと、アホエンという成分が作られます。
今回は、その「アホエン」に注目したメニュー、にんにくとオリーブ油の香りが食欲をそそる、カフェやキッチンカーでも人気の「ガーリックシュリンプ」をご紹介します。
あわせて読みたい
【脳活レシピ(5)】懐かしのパーティ―料理で脳活!~チューリップ唐揚げ~
誰もが大好きな「鶏肉の唐揚げ」日常の食卓でも人気のメニューです。中でも「鶏肉のチューリップ唐揚げ」は、昭和40年代頃にお弁当やパーティ料理の定番でした。「懐かしい!」と思う方も多いのではないでしょうか。いつもの定番メニューも、ちょっとの工夫で脳活に!今回は「鶏肉のチューリップ唐揚げ」の作り方をご紹介します。
あわせて読みたい
【脳活レシピ(4)】発芽玄米おにぎり
今回は、完全栄養食とも呼ばれる【玄米】をほんの少し発芽させて作る「 発芽玄米おにぎり 」をご紹介します。ご飯の量は変えずに、食物繊維やビタミン・ミネラルを手軽に取り入れることが出来ます。いつものご飯を少し変えるだけの、腸から整える、簡単脳活レシピです。
あわせて読みたい
【脳活レシピ(3)】イタリアの伝統的なアイスケーキで美味しく腸活
腸と脳。これらは、一見それぞれが単独で機能していると考えられていました。
しかし、近年の研究では、脳の働きには腸が深く関わっていることが明らかとなってきました。 今回は、脳にとっても重要な”腸”を整えるのにおすすめの、おしゃれレシピをご紹介します。(管理栄養士:花村衣咲)
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] 【脳活レシピ(7)】きのこと塩昆布で超簡単!旨みたっぷり腸活ごはん […]