【脳活レシピ(4)】発芽玄米おにぎり

今回は、完全栄養食とも呼ばれる【玄米】をほんの少し発芽させて作る「 発芽玄米おにぎり 」をご紹介します。

ご飯の量は変えずに、食物繊維やビタミン・ミネラルを手軽に取り入れることが出来ます。

いつものご飯を少し変えるだけの、腸から整える、簡単脳活レシピです。

目次

発芽玄米とは?

収穫した稲からもみ殻を取り除いたものが玄米で、ぬか層や胚芽がついた状態のお米です。

精米してぬか層をほとんど取り除いたものを「白米」、7割取り除いたお米は「七分づき」、5割取り除いたお米は「五分づき」と精米の度合いによって、〇分づきと呼ばれます。

玄米の状態でしばらく水に漬け、ほんの少し発芽させたものが【発芽玄米】です。

玄米の栄養

玄米は、栄養分を蓄えて休眠状態を保ちながら発芽時期を待っている種子の状態です。

そのため、発芽に必要なビタミンやミネラルなどの成分を多く含む栄養価の高い食品で【完全栄養食】とも言われています。

発芽玄米の良いところ

  • 玄米より食べやすい(もちもち・プチプチ食感)
  • 食物繊維が豊富(白米の6倍*)
  • ビタミン、ミネラルが豊富*)
  • GABAが豊富
  • 発芽させることで酵素がはたらき、糖質が分解され甘みが増す!
  • たんぱく質が分解され、旨み成分である「アミノ酸」が増加!

*参考:日本食品標準成分表2020年版(八訂)

■GABA
脳や脊髄で精神を安定させる抑制性の神経伝達物質。
交感神経の働きを抑え、興奮した神経を落ち着かせたり、ストレス緩和や、睡眠の質を整える効果があるといわれています。

発芽玄米の炊き方

分量(2~3人分)

玄米  2合(300g)
水   450g

※玄米は水に漬ける前に測るようにしてください。

発芽玄米の炊き方

  1. 2日前から、2合の玄米を水に漬け発芽させておく。水は毎日変える。※28℃前後が発芽しやすいので、常温に置くか、ぬるま湯に漬けても良い。
  2. 玄米が発芽したら*、ザルにあげる。(室温が高い場合、冷蔵庫へ)
  3. 普通のご飯と同様に炊飯する。水の量は、いつものご飯を炊くときと同じ量でOK。
    普通にも炊けますが、圧力鍋で炊くのがおすすめです。

*玄米全体の10%程度の発芽が確認できればOKです。

圧力鍋の場合

強火で加熱、圧力がかかったら弱火で約12分(鍋の種類によっても異なります。)

白米に、少し発芽玄米を加えて炊くのも、おススメです。

脳活ポイント

おにぎりを握るとき、130gはこのくらいかな~と想像しながら握ってみてください。(重さはどのくらいでもOK)
計りをお持ちの方は、自分の腕と直観力を信じて、握ったおにぎりの重さを計ってみてくださいね。

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この記事を書いた人

福岡県栄養士会の会長、大部正代が健康寿命の延伸を目的とし、2019年に設立。管理栄養士による栄養相談を始め、レシピ開発、講演やセミナー、健康イベント等の活動を行う。

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