腸と脳は密接な関係があると言われていますので、腸を整え脳を活性化しましょう。
腸内では、約1,000種類、100兆個以上ある腸内細菌が最適なバランスを保って(善玉菌 2:悪玉菌 1:日和見菌 7)、腸内環境を整え、健康を維持します。
腸内環境が乱れると、便秘や下痢になったり、免疫力が低下してしまいます。
今回は、善玉菌が喜ぶ発酵食品であり、食物繊維も多く含む腸活の最強食材「納豆」を使った「大根ステーキ~納豆糀ソース~」のレシピをご紹介します。(管理栄養士:上野 宏美)
目次
納豆の栄養
納豆は、蒸し煮にした大豆に納豆菌を加えて発酵させて作る日本伝統の発酵食品です。発酵させる段階で発生する酵素などで、もともと栄養豊富な大豆がさらにパワーアップします。
納豆菌
納豆菌が生み出す酵素や栄養素は、血液をサラサラにしたり、腸内環境を改善したりといった、優れた働きをもつことがわかっています。
- 血栓を溶解する作用や、血液をサラサラにする働き(ナットウキナーゼ)
- 腸内で活動する乳酸菌などの善玉菌全般を活性化させ、悪玉菌を抑制させる効果
- 骨の形成を促進し、骨粗鬆症などの予防効果(ビタミンK2)
食物繊維
食物繊維は、水に溶けやすい水溶性と溶けない不溶性に分けられますが、働きが異なるため、どちらもバランスよく摂ることが大切です。納豆には、バランスよく、この2つの食物繊維が含まれています。
大根ステーキ~納豆糀ソース~
腸活万能食材である納豆をソースにし、冬においしい大根にかけた「大根ステーキ~納豆糀ソース~」のレシピをご紹介します。
納豆糀ソースは、大根以外にもかぶやブロッコリー、椎茸などいろいろな野菜に合います。
材料(作りやすい分量)
大根 … 約1/4本(150~200g)
バター … 15g(サラダ油やオリーブ、ゴマ油でもOK)
≪納豆糀ソース≫
★ひきわり納豆 … 1パック
★醤油糀 … 大さじ1(めんつゆやだし醤油で代用OK)
★酒 … 小さじ2
★みりん … 小さじ2
青ねぎ 適量
一味 お好みで
作り方
1.大根は皮をむき、1㎝弱の厚さに切り、真ん中に十字に切れ込みを入れます。
2.フライパンを弱めの中火にかけてバターを溶かし、大根を重ならないように並べて入れ、蓋をして火が通るまで蒸し焼きにします。
目安:片面5分ずつで両面焼く
3.納豆糀ソースを作ります。
ボウルに、納豆、醤油糀、レンジ等で煮切ってアルコール分を飛ばした酒とみりんを混ぜ合わせます。
4.お皿に②の大根を並べ、③の納豆糀ソースをかけて、小口切りした青ねぎを飾り、お好みで一味を振りかければ完成です。
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