久留米大学先端癌治療研究センター市民公開講座「今や標準的がん治療法になった免疫療法―免疫チェックポイント阻害療法」が10月12日(土)、石橋文化会館小ホール(久留米市野中町1015)で開催されます。
目次
気になる免疫療法とは? 肺癌、乳癌の新しい治療法も紹介
<講演1>では同センター腫瘍免疫学部門の小松誠和准教授が、「がん免疫の概要」として、免疫チェックポイント阻害療法とはどのような治療法かについて解説します。
<講演2>では分子標的部門・医学部内科学講座呼吸器・神経・膠原病内科の東公一准教授が「肺癌治療最前線~肺癌治療の最近の進捗」を紹介。肺癌の治療成績は、分子標的治療薬や免疫チェックポイント阻害薬の導入により大きな進歩を遂げてきました。一方で手術や放射線治療との組み合わせによる治療体系の複雑化も進んでおり、患者の状態に即した治療戦略が立てられています。
<講演3>では分子標的部門・医学部外科学講座乳腺外科の唐 宇飛教授が「乳癌における新しい治療法」を語ります。乳癌は女性の癌では最も多く女性の9人に1人が罹患(りかん)していますが、薬物療法などの進歩により早期乳癌の生存率は飛躍的に向上しています。乳癌は早期発見できれば、体に負担が少なく、手術後の外観(整容性)を保ちながら、根治できる時代になったことを紹介します。
各講演後には、会場参加者との質疑応答時間も設けられます。
入場無料、事前申し込み不要、当日直接会場へ。
久留米大学先端癌治療研究センター市民公開講座
「今や標準的がん治療法になった免疫療法―免疫チェックポイント阻害療法」
日時:10月12日(土) 14:00~16:15
場所:石橋文化会館小ホール(福岡県久留米市野中町1015)
定員:120人
※入場無料、事前申し込み不要
問い合わせ:久留米大学先端癌治療研究センター腫瘍免疫学部門(担当:鹿子嶋さん)
電話:0942-31-7744
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