【脳活レシピ(11)】ウコンの成分「クルクミン」で脳活

シャキシャキ・ほくほく・もっちり、料理の仕方によって様々な食感が楽しめるれんこん。
今回は、脳にも良い 「ウコン」 と合わせた「からし蓮根」をご紹介します。

目次

辛子れんこんとは?

れんこんの穴に辛子味噌を詰め込み、ウコンやクチナシなどで色付けされた「黄色い衣」をつけて、油で揚げた熊本県の郷土料理です。

普段のおかずや、お酒のおつまみ・お正月のお節料理にもピッタリ!
ツーンとした辛さがクセになる一品です。

辛味が苦手な方は、マヨネーズや胡麻ドレッシングをつけて食べると、辛味が和らぎます。

ウコンの効果

ウコンは別名「ターメリック」とも呼ばれるスパイスで、カレー粉の黄色い香辛料として身近な食品です。
ショウガ科の草の根で、「秋ウコン」と「春ウコン」が有名です。

料理に使用されるのは秋ウコンで、「クルクミン」という成分が多く含まれています。
「クルクミン」はポリフェノールの一種で、

  • 抗酸化作用があり、身体のサビ付きを防ぐ
  • 認知症の7割を占める「アルツハイマー型認知症」の原因とされる脳内に蓄積するたんぱく質「アミロイドβ(ベータ)」の生成を防ぐ

など、「老化防止」「認知症予防」にも繋がります。

クルクミンは油と一緒に摂ると、吸収率がUPします。

からし蓮根

それでは ウマ辛!からし蓮根 のレシピをご紹介します。

材料(れんこん1本:4人分)

★ れんこん 1本(中サイズ)

★ 辛子みそ
白みそ    大さじ4
練り辛子(チューブ) 小さじ2
パン粉   1カップ(40g)
砂糖    小さじ1
みりん   小さじ2

揚げ衣の材料
小麦粉    100g
ターメリック 小さじ2
水      100cc

揚げ油  適宜

作り方

1.れんこんは、たわしできれいに洗って皮をむき、薄く両端を落とす。

2.鍋にたっぷりの湯を沸かし、沸騰したられんこんを入れて4〜5分、硬めに茹でる。

3.ざるにあげて、れんこんの穴の水気が切れるよう縦に置き、冷ます。

4.ボウルにパン粉を入れ、みりんでふやかしたら、白みそ・砂糖・辛子を入れ、よく混ぜ合わせる。

5.4にれんこんを立てて、回すようにして辛子みそをれんこんに詰める。(上の全部の穴から味噌があがってくるまで)

6.余分なみそは取り除き、1時間ほど置いて馴染ませる。

7.小麦粉・ターメリックを合わせ、水で溶いて固めの衣をつくり、6に軽く小麦粉(分量外)をまぶす。

8.れんこんの中心より少し上に竹串を刺して衣にくぐらせる。

9.天ぷらを揚げる要領(中温)でじっくり揚げる。
*中温(170~180℃) の目安:乾いた菜箸の先を油の中に入れたとき、少し大きめの泡が絶え間なく上がります。

10.粗熱を取ったら、薄めに切って盛り付ける。

調理のポイント

  • れんこんの穴に水分が残っていると、辛子味噌が流れやすくなるので、水切りはしっかり!
  • 空気に触れて辛子みその風味が飛ばないよう、詰める時は手早く◎
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この記事を書いた人

福岡県栄養士会の会長、大部正代が健康寿命の延伸を目的とし、2019年に設立。管理栄養士による栄養相談を始め、レシピ開発、講演やセミナー、健康イベント等の活動を行う。

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