脳の働きを活性化させる食べ物のことを「ブレインフード」と言います。
今回はブレインフードの中から、脳に良い食品でおなじみの〝青魚〟と、脳の若返りにも効果的と話題の〝ナッツ〟の2つの食材を使った「鯖のナッツ焼」をご紹介します。(管理栄養士:西山 晴栄)
目次
青魚が脳に良いのは、なぜ?
青魚の脂には
- 脳を活性化させ情報伝達をスムーズにする「DHA」
- 血液をサラサラにする「EPA」
が含まれています。
この両方を摂ることで、血液の流れが良くなり、神経の伝達スピードがアップして、頭の回転が速くなると考えられます。
旬の脂がのっている青魚には、この成分が特に多く含まれます。
ナッツが脳の若返りに効果的なのは、なぜ?
ナッツには抗酸化作用のあるビタミンEが豊富で、脳の老化防止や脳の働きを維持する効果があります。
噛むことによって脳の血流もアップすることから、集中力もアップすると考えられます。よく噛んで食べると栄養吸収率もアップするので、しっかり噛んで食べましょう。
※ナッツは脂質が多いため、食べすぎも要注意!
適正量は1日25g程度=手のひらに約1杯分。
無塩の素焼きタイプがおすすめです。
鯖のナッツ焼
それでは、脳に良い2つの食材を使った「鯖のナッツ焼」のレシピをご紹介します。
材料(2人分)
サバ 2切れ
ミックスナッツ 40g(大さじ3杯くらい)
みそ 大さじ2
牛乳 大さじ2
みりん 大さじ2
■付け合せ
かぶ 1/2ヶ
めんつゆ(2倍濃縮)小さじ1
作り方
① サバは骨を取り、トレーに混ぜ合わせたみそ、牛乳、みりんに漬けておく。
② ミックスナッツを粗くきざむ。
③ クッキングシートの上にサバを取り出し、トレーに残ったみそに刻んだミックスナッツを混ぜ合わせる。
④ サバに混ぜ合わせたみそとミックスナッツを塗るようにのせる。
⑤ アルミホイルをかぶせトースターで約15分焼き、アルミホイルを外しさらに2~3分こんがりするまで焼く。
※グリルやオーブンで焼く場合も、みそとナッツはこげやすいので火加減に注意して下さい。
⑥ かぶは皮をむき、食べやすい大きさに切り、葉も2〜3cmに切る。
⑦ 耐熱容器に⑥のかぶと葉を入れ、少し水をかけラップをしたら、電子レンジ(600W)で約1分半加熱する。やわらかくなったら麵つゆ(白だしでも可)で和える。※鯖のナッツ焼はご飯がすすむ濃い味なので、かぶは薄味がおすすめ!
⑧ お皿に⑤の鯖と、⑦のかぶと葉を盛り付ける。
調理のポイント
- 鯖に下味をつける際、もともと入っていたトレーや牛乳パックを利用することで洗い物削減◎!
- 家によくある調味料だけで作れる!!
青魚はよく生姜で臭みを消しますが、みそ、牛乳、みりんはどれも臭みを消す働きがあるので、今回生姜は使用していません。
- おかずのストックにも使える◎
魚は味噌だれに漬けた状態で、冷蔵庫で1週間は持ちます。
このメニューは味噌だれに20分くらい漬けるだけでも美味しくできますが、長く漬けた場合との味の違いも試されてみて下さい。
DHA・EPAはとても酸化しやすい栄養素です。
抗酸化作用のあるビタミンA・C・Eが含まれる野菜や果物、ナッツ類と一緒に食べると効率よく摂取できます。
脳に良い食品や組み合わせ、調理法を知り、美味しく、楽しく、手軽に脳活を楽しみましょう。
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