朝晩の冷え込みが厳しくなり、身体の芯から温まる飲み物が恋しい季節になりました。
今回はポリフェノールが豊富な赤ワインと、スパイスを使用して、体の芯まで温めてくれる“ホットワイン”をご紹介します。身体を温めることで血流を整えて、脳活しましょう。(管理栄養士:彌永清子)
目次
【赤ワイン×スパイス】で身体を温め、脳にアプローチ
赤ワインに、スパイスをプラスした “ホットワイン” は、身体を温める効果があるため、ヨーロッパでは風邪のひきはじめの定番の飲み物といわれています。
赤ワインとスパイスで身体をぐんと温めることで、風邪予防だけではなく、内臓機能の活性化や血流促進による免疫力アップ、脳活も期待できます。
また、温めることによってアルコール分が蒸発して適度なアルコール度数になるため、寝つきもよくなるといわれています。
体の冷えが気になる方には、特におすすめの一品です。
赤ワインには、ポリフェノールが豊富!
ポリフェノールとは、ほとんどの植物に存在する苦みや色素の成分です。
抗酸化作用が強く、動脈硬化や生活習慣病の予防に役立つといわれています。
ポリフェノールの中でも、目の疲れを予防する効果のあるアントシアニンや、認知症予防・肌の老化防止が期待されているレスベラトロールが、赤ワインには豊富に含まれています。
※スパイスの効果については、こちらもご覧ください⇩
【脳活レシピ(9)】「スパイス」と「りんご」で冬の腸活!
ホットワイン
それでは、ポリフェノールを豊富に含んだ赤ワインのホットワインをご紹介します。
漢方薬にも使用されるスパイスや、フルーツと一緒にじっくり温めたホットワインを飲みながら、ゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
ただし、大量の飲酒は逆効果!
飲みすぎには気をつけましょう。
材料(2人分)
赤ワイン 1カップ(200㎖)
水 1/2カップ(100㎖)
りんご 1/8個
シナモンスティック 1本
八角(スターアニス) 1個(なくても可)
クローブ 2個(なくても可)
生姜 薄切り2枚
はちみつ 大さじ1
オレンジ 薄切り2枚
*飾り用
シナモンスティック 2本
作り方
①リンゴは、種と芯を取り、皮はむかずにいちょう切りにする。②オレンジ以外の材料を鍋に入れて火にかける。
③沸騰直前まで温めたら、薄切りしたオレンジを加え、ひと混ぜしながら温め、火を止める。
④カップに移し、飾り用のシナモンスティックを添える。
作る際のポイント
- オレンジは、煮立たせると苦味が出やすいため、飲む直前に加えましょう。
- クローブや八角の香りが苦手な方は、シナモンや生姜だけでもおいしく出来上がります。
はちみつを、キビ砂糖や黒砂糖にかえると、コクのある和風の味が楽しめます。