前脛骨筋(ぜんけいこつきん)のストレッチ【40からのストレッチ】

40歳を過ぎてからでも無理なく取り組める「40からのストレッチ」。今回のテーマは、「前脛骨筋(ぜんけいこつきん)」です。
前脛骨筋は、足首から膝にかけて脛についている筋肉です。
前脛骨筋は、歩く時、つま先が地面に引っかかって躓かないようにするために大変重要な役割があります。
足首の柔軟に効果的なストレッチなので、是非取り組んでみましょう。

目次

前脛骨筋(ぜんけいこつきん)が固くなるとどうなる?

足首には「背屈」「底屈」「内反」「外反」「内転」「外転」といった6種類の動きがあり、これらが複合的に動くことで重心をコントロールしています。
これら6種類の動きのうち「背屈」「内反」「内転」が前脛骨筋の作用です。
つまり、足首の動きのうちの半分は前脛骨筋が関わっているのです。
そのため、前脛骨筋が固くなると、足首の動きが悪くなると言えます。

前脛骨筋のストレッチ効果とは?

前脛骨筋ストレッチ効果は、足首の柔軟性の改善と怪我予防だけでなく、前脛骨筋の作用をうまく発揮して歩行時の躓きを防ぐ効果があります。

前脛骨筋のストレッチを2つご紹介

前脛骨筋ストレッチにおける注意点は特にありませんが、足の関節に痛みが出ない程度に行いましょう。
痛みが出ると逆効果になる場合もありますので、気持ちいいと感じる程度に留めておきましょう。

1.仰向けで前脛骨筋のストレッチ

仰向けになり、右足の膝を立てます。
そして、右足の指を曲げて床に立てます。
足首を反るようなイメージで、脛を伸ばします。
左右を変えて同様に行います。

2.正座で前脛骨筋のストレッチ

正座になります。
右膝を両手で抱えて持ち上げ、脛を伸ばします。
左右を変えて同様に行いましょう。

長時間歩行の前後には前脛骨筋ストレッチをしっかり行おう

長時間歩くと、つま先を持ち上げる筋肉である前脛骨筋が疲れやすくなります。
そのため、歩く前と後に前脛骨筋ストレッチを行うことで、足の躓きを防ぎましょう。

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この記事を書いた人

作業療法士として一般病院に15年間勤務しながら、非常勤講師として未来のセラピスト教育に携わる。
医療・健康・病気に関する正確な情報をわかりやすく伝えるため、WEBライティングやオンライン運動指導も行っている。

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