小胸筋(しょうきょうきん)のストレッチ【40からのストレッチ】

40歳を過ぎてからでも無理なく取り組める「40からのストレッチ」。今回のテーマは、「小胸筋(しょうきょうきん)のストレッチ」です。
小胸筋とは、胸の奥側にある筋肉です。小胸筋は肋骨と繋がっているため、呼吸にも大きく関わる大切な筋肉です。
しっかりとストレッチを行い、肩周りの動きや呼吸を軽快にしていきましょう。

目次

小胸筋(しょうきょうきん)が固くなるとどうなる?

小胸筋は、肩甲骨の動き、肋骨の動きに関与しています。
そのため、小胸筋が固くなると、肩甲骨の動きが悪くなり猫背の姿勢になりやすいだけでなく、大きく深い呼吸をしにくくなるといった弊害があります。
また、小胸筋は脇の奥にある動脈や神経に近いため、固くなることで動脈や神経を圧迫し、腕から手にかけての痺れや、重だるさを感じることもあります。

小胸筋のストレッチ効果とは?

小胸筋のストレッチは、肩甲骨の動きの改善、呼吸の改善に効果的です。
また、小胸筋は肩甲骨の多彩な動きの多くに関与しているため肩こりや首こりなどの症状を緩和する効果もあります。

小胸筋のストレッチを2つご紹介

小胸筋ストレッチのポイントは、「肩甲骨」です。
それぞれのストレッチでご説明していくので、実践してみましょう。

1.手と胸を開くストレッチ

仰向けになり右手を斜め上に挙げて開きます。
右足を曲げて左側に倒し、背中を捻ります。
この時、右の肩甲骨がなるべく床から浮かないように意識しましょう。
左右を変えて同様に行います。

2.胸と肩を後ろに引くストレッチ

仰向けになり、上体を起こして肘で体を支えます。
肘を後ろに引き、左右の肩甲骨を寄せるようにして、胸の前側を伸ばします。
この状態で深呼吸をしましょう。

深呼吸をしながら小胸筋のストレッチをするとより効果的

小胸筋は呼吸に関わる筋肉です。
深呼吸をしながら行うことで、小胸筋のリラクゼーション、ストレッチ効果が高まるので、意識して行ってみましょう。


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この記事を書いた人

作業療法士として一般病院に15年間勤務しながら、非常勤講師として未来のセラピスト教育に携わる。
医療・健康・病気に関する正確な情報をわかりやすく伝えるため、WEBライティングやオンライン運動指導も行っている。

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