ふくすま:vol.3-1 在宅医療と在宅介護を考える キーワードは連携強化

戦後まもなく生まれた「団塊の世代」が後期高齢者(75歳以上)になる2025年。超高齢化により起こる様々な問題は、まとめて「2025年問題」と称されますが、医療・介護にはどのような影響があるのでしょうか。今回は訪問医療・在宅介護の実態について取材しました。

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5人に1人が後期高齢者に

皆さんは「2025年問題」をご存じですか?戦後まもなく生まれた「団塊の世代」が後期高齢者(75歳以上)になるのが今年で、その数は国民の5人に1人。65歳以上なら3人に1人の超高齢社会を迎えました。一方、日本では少子化も進み、労働力不足が深刻です。「2025年問題」は超高齢化が経済や社会に影響を及ぼすさまざまな問題の総称です。

亡くなる人が増える中で国は病床数を減らしています。このため、在宅医療や在宅介護へのニーズが高まっており、その傾向は福岡市の高齢者実態調査にも表れています(下のグラフ)。
「介護と医療の連携」とよく言われますが、これからは連携を強化しないと乗り切れません。今回は住み慣れた自宅や施設で医療や介護を受ける患者、家族を支える医師らの仕事、在宅で受けられる介護サービスなどを紹介します。

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