【リポ】「走るっ隊」がファンランに挑戦! 楽しみながら完走

運動習慣を身に付け、元気に過ごすための体力づくりを! 脳活新聞(西日本新聞社)は、福岡マラソンの第10回大会を記念して、60歳以上の皆さんと5.2㎞のファンランに挑戦する「脳活新聞走るっ隊」を実施しました。座学や実技の事前講習を経て仲間と共に完走を目指す内容で、本番には38人が参加しました。

楽しく走ろう!「脳活新聞」Tシャツがメンバーの目印です

脳活新聞走るっ隊
福岡マラソン「First Step(はじめの一歩)プロジェクト」と「R60俱楽部」(共に福岡市)とタイアップした企画。
主催/脳活新聞(西日本新聞社)、共催/福岡マラソン実行委員会、協力/NPO法人足もと健康サポートねっと

目次

スタート前に皆で集合、ゴール後は笑顔

スタート前に集合!

11月12日の福岡マラソン当日、雨がぱらつく午前6時40分、「脳活新聞走るっ隊」(以下、走るっ隊)のメンバーは、まだ薄暗い福岡市・天神に集合しました。講師陣も合流して参加者を激励。「けがすることなく、このお祭りをしっかり楽しんで」(松田拓朗さん)、「雨で少し寒いけれど、マラソンには絶好の天気」(前原雅樹さん)などと呼びかけて鼓舞しました。

12日スタート前、激励に駆けつけた講師の皆さん

スタートは午前8時20分。走るっ隊のメンバーは、フルマラソンの経験者もいればランニング未経験者もいて年齢や体力も違います。それぞれの目標達成に向けて福岡市博物館(同市早良区)近くのゴールを目指して駆け出しました。
途中、沿道の声援を受けながら、笑顔で手を振る余裕を見せるメンバーもいれば、完走を目指して前だけを見て走るメンバー
も。体力を考慮しながら各自のペースを守って走り、出場した全員が無事に完走を果たしました。

「走るって楽しい!」

ゴール後は「目標よりも良いタイムだった」「きつかった。でも楽しかった」「あっという間だった!」と皆が笑顔を
見せていました。また、「おかげで運動を始めるきっかけに」「またこういった機会があったら参加したい」など声を弾ま
せていました。

笑顔でゴール!

<講師紹介>
福岡大学病院 リハビリテーション部 松田拓朗さん
ランフィット・ランニング専門トレーナー 小島成久さん
ランニングサークル福岡ゆるラン 代表 丸山慎治さん
On Japanシューフィッター 前田誠さん
エール・ランニングクラブ マネジャー 住吉泰地さん
金谷内科クリニック 前原雅樹さん
唐津赤十字病院 看護師 吉田のぞみさん
六本松 足と心臓血管クリニック 院長  竹内一馬さん

事前講習(2回)振り返り

足の構造や靴の履き方の大事さを学んだ講義

第1回 9月29日 
7つのグループに分かれて走る基本を確認 [TKPエルガーラホール/天神中央公演]

初回はTKPエルガーラホール(福岡市中央区)での座学と天神中央公園(同)での実技講習。シューフィッターであ
り、トレイルランニングの大会に参戦している前田誠さんによる講義では、足の構造の解説をはじめ、靴の履き方やひ
もの結び方がなぜ大事かなどについて学びました。

フルマラソン経験者から初心者まで、経験値に応じたグループ分けで練習に取り組みました

実技は、経験値や体力を参考に7つのグループに分かれてスタート。各グループに1人ずつ付いた講師のアドバイス
を受け視線や姿勢、足の着地の仕方など走る基本を確認しました。完走のために必要な体力などについてもチェック。

第2回 11月2日
呼吸やペースを意識しながら走行練習 [平和台陸上競技場]

「運動と認知機能の関係」を講義

2回目は平和台陸上競技場(福岡市中央区)に集合。前半は健康運動指導士の松田拓朗さんによる講義「運動と認知機能の関係」。スロージョギングなど有酸素運動が認知機能の改善に効果的であり、習慣的な運動は脳に関連する病気や身体機能の改善に効果があるデータなどを学びました。

講義の後は、本番を意識して自分のペースを確認しながら30分間走

実技には、福岡マラソンで2度の優勝経験を持つプロランナーの田中飛鳥さんも加わり、ほかの講師陣と共に指導。参加者は呼吸の仕方、ペースの取り方などを教わり、30分間走に臨みました。最後は本番に向けての心構えや当日の楽しみ方などについてのアドバイスを受けました。
※3回を予定していたマラソン教室のうち1回は雨天のため中止

ファンラン完走できたったい! 参加者の声

「走るっ隊の仲間が励みに」と話す桑田勝年さん

桑田勝年さんは「後半は3分走ったら7分ペースを緩めるという調整をしながら走りました。疲れましたが走るっ隊の仲間がいたから頑張って完走できました」と満足の表情。

「ラン友ができて今後が楽しみになりました」と浦野正子さん

浦野正子さんは多くのマラソン大会に出場した経験の持ち主。「いつも1人で参加していたのですが、今回走るっ隊に参加したことで初めてラン友ができました。これからは連絡を取り合って、また一緒に走れたら」と楽しみが増えた様子です。

「講習でのアドバイスを実践して走りました」と河津法幸さん

「腕の力を抜いて走るという講習でのアドバイスは、走ってみてなるほどと思いました」という感想は河津法幸さん。「途中できついなという時間がありましたが、アドバイスを意識して走り続けてゴールできました。いい経験になった」と充実した表情を見せてくれました。

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この記事を書いた人

脳活、運動、食事、睡眠、社会参加、脳トレなどの普及・啓発活動による健康寿命の延伸・認知症予防の実現を目指す「脳活新聞」

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