【脳活レシピ(21)】体も脳も錆びさせない‼酸化作用のある食品で老化を予防!

 体が酸化すると老化につながりますが、「抗酸化」とは体の酸化を抑えるということです。

抗酸化作用のある代表的な栄養素として「ビタミンACE(エース)」がありますが、今回はこれらの栄養素を豊富に含んだ「春菊と苺のくるみ和え」をご紹介します。(管理栄養士:西山晴栄)

目次

ビタミンACEとは?

 鉄が酸化して茶色く錆びたり、切ったりんごが酸化して茶色く変化する様に人間の体も酸化します。

抗酸化作用のある代表的な栄養素としてビタミンA、ビタミンC、ビタミンEがありますが、これらをまとめて「ビタミンACE(エース)」と呼んでいます。

体を酸化させないためにも、日々の食事で抗酸化作用のある食品を積極的に取り入れていきましょう。

ビタミンA

トマトや春菊、ブロッコリー、などβ-カロテンの多い緑黄色野菜

ビタミンC

柑橘類や苺、キウイ、パプリカ、ブロッコリー、じゃがいも等

ビタミンE

種実類(くるみ、ごま、アーモンド、ピーナッツ等)、かぼちゃ、アボカド

ポリフェノール類

プルーン、りんご、赤ワイン、コーヒー、緑茶、紅茶など

ミネラル類

海藻、魚介類、、納豆など

カロテノイド

β-カロテンとリコピン(緑黄色野菜に多い)、アスタキサンチン(エビ、かに、鮭に多い)

春菊と苺のくるみ和え

それでは、 「春菊と苺のくるみ和え」 のレシピをご紹介します。

材料(2人分)

春菊      小さめの物1束(約100g)
苺       6~7個(約100g)
くるみ     大さじ2(約30ℊ)
濃口醤油    小さじ1

作り方

1.春菊は2~3㎝幅、苺はへたを取り4等分に切る。

2.すり鉢にくるみを入れ粗めにつぶす。

3.2に春菊(生のまま)と醬油を入れ、混ぜ合わせる。

4.苺を加え、軽く混ぜたら出来上がり。

苺が生の春菊の爽やかさを引き立てます。

調理のポイント

春菊は11月~3月が旬ですが、新鮮なものは生食がおすすめ!
栄養を無駄なく摂れるのはもちろん、加熱しないことで春菊特有のクセを感じにくいので、苦手な方は生で食べることをおすすめします。また、春菊などの緑黄色野菜に含まれるβ-カロテンは油と一緒に摂ると吸収率がアップします。

あわせて読みたい
【脳活レシピ(20)】手軽にスパイスを活用してみませんか?カレールウを使わないカレーに挑戦♪ 今や世界各国で愛されているカレー。様々なスパイスを使用したカレーは、美味しいだけではなく、健康効果が期待できます。今回は、油分が多いカレールウを使用しない「チキンのとろとろカレー煮込み」のレシピをご紹介します。
あわせて読みたい
【脳活レシピ(19)】カレーパウダーを使用した万能調味料 カレーパウダーの黄色成分であるクルクミンは多様な効能が報告されていますが、カレーライス以外にどのように料理に活用したらよいのか…。今回は、そんなカレーパウダーの活用方法をご紹介します。
あわせて読みたい
【脳活レシピ(18)】噛んで噛んで脳を活性化!干し芋のおやつ 噛むということは食べ物を消化するだけでなく、脳や身体にさまざまな良い効果があることがわかっています。 意識して噛むことを心がけたいですね。 今回はしっかり噛むことのできる「干し芋」の作り方をご紹介します。
よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

福岡県栄養士会の会長、大部正代が健康寿命の延伸を目的とし、2019年に設立。管理栄養士による栄養相談を始め、レシピ開発、講演やセミナー、健康イベント等の活動を行う。

コメント

コメント一覧 (2件)

目次
閉じる