【脳活レシピ(22)】美しい和菓子で、味も見た目も楽しむ脳活レシピ!

和菓子は日本の伝統的なお菓子であり、その上品な甘さに魅了されるだけでなく、見た目の美しさにも魅了されます。

そんな和菓子の繊細な調理工程を組み込むことで、脳を活性化させる春の和菓子「かるかん」レシピをご紹介します。(管理栄養士:花村衣咲)

目次

調理で脳を活性化

脳の前側に位置する前頭前野は、記憶力や集中力などを司る場所であり、「脳の司令塔」とも呼ばれています。

この前頭前野は、調理によって活性化されることがわかっています (日本調理科学会. 2014)。
今回は、いつもの調理よりも少し繊細な工程を含む春の和菓子レシピで脳活に挑戦してみませんか。

かるかん

それでは、「かるかん」のレシピを紹介します。
春風が香る上品な和菓子をご家庭にてぜひご堪能下さい。

材料(18cm×10cmパウンドケーキ型1個分)

かるかん

・(A) 卵白:20g
・(A) 砂糖:15g
・大和芋(冷凍のすりおろしでも可):50g
・水:100g~150g(大和芋の水分量によって要調整)
・上新粉:50g
・桜の塩漬け:4枚(※水に浸けて塩抜きしておく)

大和芋50g

うぐいす羊羹

・(B) 寒天:5g(※寒天パウダーがおすすめ)
・(B) 水:80g
・うぐいす餡:100g
・甘納豆ミックス(市販品):10g (※お好みで)

甘納豆10g

作り方

桜かるかん

1.Aでメレンゲを作る(少し固めに作る)。

2.大和芋の皮を剥いてすりおろす。

3.すりおろした大和芋に水を加える (水加減は、大和芋がさらさらとするまで)。

4. 大和芋にメレンゲを加えて、上新粉も混ぜ合わせる。

5.型に油を塗り、型の底に桜の塩漬けを散りばめておく。

6.型に軽羹生地を流して、蒸し器で20分蒸す。(★)

うぐいす羊羹

1. 鍋にBを入れて1~2分間沸騰させる。

2.寒天液を、うぐいす餡に加えてよく混ぜ合わせる。(手早くしないと寒天液が固まるので注意)

3.2に甘納豆も混ぜ合わせて、粗熱を取ったら桜かるかん(★)の上に流しいれる。

4.氷水で急冷するか冷蔵庫で冷やし固める。

5. 型から取り外したら完成。

調理のポイント

  • 型の大きさや厚さによって冷やす時間が変わります。
  • 型がない場合は、タッパーやシリコン型で代用できます。
  • 桜の塩漬けは、電子レンジ500Wで1~2分間加熱すると、花が開くのでより綺麗に仕上がります。
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この記事を書いた人

福岡県栄養士会の会長、大部正代が健康寿命の延伸を目的とし、2019年に設立。管理栄養士による栄養相談を始め、レシピ開発、講演やセミナー、健康イベント等の活動を行う。

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