【食と脳活】認知症リスクを減らす魚を手軽に食べましょう その2

脳の健康を中心に健康長寿を目指すための話題を提供し、脳トレーニングのコンテンツを展開している「脳活新聞」シリーズ。今回は、食欲の秋を迎え、積極的に食べたい魚の話題を取り上げます。料理研究家の佐藤彰子さんは「脳に良いとされる青魚のイワシ、サバ、サンマがおいしい季節。できるだけ手間をかけずにうまく取り入れたいですね」と呼びかけます。簡単レシピとイワシの手開きを紹介します。

目次

魚、キノコ、かんきつ類。秋の味覚でイキイキ脳活メニューを

レシピと調理

佐藤彰子(さとうしょうこ)さん 
料理研究家、管理栄養士。福岡県糸島市出身。中村学園大卒。祖父が同市姫島で漁師、海士(あま)だったので幼少期から魚が身近な環境で育つ。魚のさばき方や魚料理を中心とした料理教室「IZUMI」主宰。糸島市を中心に親子や子ども向けの教室を開いている。「はっけんTV」(NHK 福岡・第2金曜)で魚料理講師を務める。

「カンタンに調理して上手に魚を食べましょう」

脳活魚レシピ 3メニューを紹介

■秋の食卓の前菜に【イワシと柑橘(かんきつ)のマリネ】

かんきつの香りが爽やかなイワシの前菜
カボスやスダチ、ミカンを準備

作り方】
1. イワシは頭と内臓を取り除いて水洗いし、手開きにする。
  ※イワシの手開きの仕方は「その3」で紹介しています。
2. 開いたイワシ全体に塩を振り冷蔵庫に20 ~30 分置き、 流水で塩を洗い水気を拭く。

手開きしたイワシに塩をふり冷蔵庫に入れておきます

3. カボスやレモンなどかんきつ類のしぼり汁に10 ~20 分 漬け込み締める。※しっかり締めたい場合は1 時間ほど。

レモンやカボス汁につけて締める

4. 好みでイワシの皮をむいてもOK。器に赤玉ネギの薄切りを敷き、締めたイワシの上に Aを 盛り付け、オリーブオイルをまわしかける。

ミカン、スプラウト、ナッツをのせてオリーブオイルで仕上げ

■あっという間に完成【サバ缶風キーマカレー】

サバ缶と豆の和風なカレー
カレー粉以外の調味料は好みで調整してOK

【作り方】
1. 鍋に米油を入れて火にかけ、玉ネギを入れて透き通るまで炒める。
2. ニンニク、カレー粉を加えて焦げないように炒める。
3. スープを入れ、ミックスビーンズ、サバ缶を加える。

サバの身だけでなく煮汁も入れるとDHAとEPAがたっぷり

4. Aで味付けをし、中火で 8 ~10分ほど煮込めば完成。

■野菜もたっぷりメイン料理【鮭の豆乳味噌(みそ)ちゃんちゃん焼き】

スキレットを使ってそのまま食卓に出すのもいいですね
キノコをたっぷり使って秋の風味アップ

【作り方】
1. サケに塩、こしょうを振り、小麦粉を表面にまぶす。

小麦粉をまぶしておきます

2. フライパン ( またはスキレット ) にオリーブオイルを入れて火にかけ、1を両面色よく焼いて皿に取り出す。
  ※皮をしっかり焼くとおいしさアップ

皮を食べる場合はしっかり焼いておきましょう

3. 同じフライパンで野菜類をしんなりするまで炒め、2を戻し入れる。
4. Bのたれをかけ、白ごまを散らす

たれは食べる直前にかけると美味

「その3」ではイワシの手開きの仕方を紹介します!

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