イタリアで、キャベツの品種改良から生まれたブロッコリー。
ビタミンCが特に豊富で、ほかにもβ-カロテンやビタミンK、ミネラル等もたっぷり。ブロッコリー特有の栄養素にも大注目!
その効果と、食べ方のポイントは?<管理栄養士seira>
目次
特徴①美肌作りや風邪予防に効果的な「ビタミンC」が特に豊富!
ビタミンC、K、β-カロテン、葉酸など、ほとんどのビタミンが豊富に含まれます。
なかでも、美肌作りや風邪予防に効果的なビタミンCが特に豊富!
一口サイズのブロッコリー5つで、1日に必要なビタミンCが摂れるほど。
ビタミンKは、カルシウムを骨に定着させるはたらきがあるため、丈夫な骨づくりにも欠かせません。
こちらも、一口サイズのブロッコリー5つほどで1日に必要なビタミンKを摂取することができます。
他にも、骨粗しょう症を予防するカルシウム、糖尿病予防効果があるクロム、貧血を予防する鉄や葉酸などが含まれ、ブロッコリーは非常に栄養価が高い食品といえます。
特徴②ブロッコリー特有の栄養素「スルフォラファン」に大注目
ブロッコリーは、アメリカの国立ガン研究所が作成した「ガン予防が期待できる食べ物」にも上位にランクされています。
ブロッコリーに含まれる「スルフォラファン」という栄養素に、抗酸化作用と解毒作用があり、ガンを抑制するという報告があるからです。
ブロッコリースプライトにも多く含まれます。
食べ方のポイント
1、茎まで食べて
茎には、つぼみの部分より多くのビタミンCが含まれるので、捨てずに食べて。
茎の外側は硬いので、包丁やピーラーでむき、中のやわらかい部分を調理して食べましょう。
2、ビタミンCを損失しないように調理
ビタミンCは水溶性なので、ゆでると減少してしまいます。
少なめのお湯とフタを使って蒸しゆでにするか、電子レンジで加熱すると、ビタミンCの損失が最小限に抑えられます。また、スープにして煮汁まで食べるのも良いですね。
スルフォラファンやβ-カロテンは脂溶性のため、油といっしょに摂るのがおすすめです。
栄養満点なブロッコリーを食事に取り入れて、健康で若々しい身体を目指しましょう。
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