冨士経編株式会社(福井県鯖江市)が開発した介護生活を変えるルームウェア『keamu / ケアム by mille vies』が、2022年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)において、「グッドデザイン・ベスト100」「グッドフォーカス賞[技術・伝承デザイン]」を受賞しました。
「グッドフォーカス賞[技術・伝承デザイン]」は高度な技術や技能によって実現された、特に優れたデザインの製品に贈られます。『keamu / ケアム by mille vies』は「グッドデザイン・ベスト100」に選出された中から高い評価を得て、特別賞を受賞しています。
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高い機能性とデザインが評価
「ケアウェアと一般着の垣根を崩す可能性が感じられる」との審査委員評価を受けた 『keamu / ケアム by mille vies』。開発はホテル向けパジャマやユニフォームなどを製造する老舗メーカーです。介護現場のニーズをキャッチしながら若い世代のデザイナーと協働し、機能性とデザインを兼ね備えることに成功。ケアウェアの選択肢を拡げた点が高く評価されました。
『keamu / ケアム by mille vies』3つの特徴
高齢者や介護が必要な方向けに、 着る⼈・着せる⼈両⽅の視点から考えられたルームウェア『keamu / ケアム by mille vies』 の3つの特徴を紹介します。
『keamu / ケアム by mille vies』 は、福井県鯖江市の創業64年の⽼舗繊維メーカー〈冨⼠経編株式会社〉がローカルクリエイティブカンパニー〈合同会社TSUGI LLC.〉と協力して⽣まれたプロジェクトです。
⽼舗繊維メーカーの技術⼒ 〈冨⼠経編株式会社〉
冨⼠経編株式会社は有名ホテル向けパジャマ、メディカル向け看護⾐への技術ノウハウを活かし、業務⽤洗濯(リネンサプライ)に対応した新素材開発を実現。耐洗濯性に優れたものづくり、繊維製品製造のトータルプロデュース力を強みとし、超高齢化社会で活躍できる新商品開発にチャレンジしています。『keamu / ケアム by mille vies』は介護現場のニーズをキャッチし、これからの時代を担う若者の意見やアイデアを取り入れてつくられた商品です。