40歳を過ぎてからでも無理なく取り組める「40からのストレッチ」。今回のテーマは、「 棘上筋(きょくじょうきん)のストレッチ」です。
棘上筋とは、肩甲骨の上側から腕の骨についている筋肉です。
この筋肉に炎症が起こったり固くなったりすると、いわゆる五十肩や腱板断裂といった病気につながる危険があります。
この記事では、棘上筋の詳細とストレッチ方法を紹介していきます。
目次
棘上筋(きょくじょうきん)とは?
棘上筋は、肩甲骨と上腕骨(腕の骨)を繋ぎ、支えるための重要な筋肉です。
棘上筋の作用は、肩の外転(手を横に挙げる)です。
棘上筋は、肩を奥で支えている「回旋筋腱板」と呼ばれる筋肉のうちの1つであり、怪我や加齢変化などで炎症を起こしやすい筋肉と言えます。
棘上筋のストレッチ効果とは?
棘上筋が縮んで固くなることによる可動範囲の狭まりを防ぐ効果があります。
また、棘上筋はストレッチだけでなく強化することで、五十肩など肩障害の予防にもなります。
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棘上筋のストレッチを2つご紹介
棘上筋のストレッチはゆっくり行いましょう。
勢いのある動きや痛みを伴う動きは避け、ジワジワと行うことがポイントです。
1.体の後ろで手を交差するストレッチ
肩の後ろに手を回し、右指先で左肩甲骨を、左指先で右肩甲骨を触ります。
届かない場合は無理のない範囲で大丈夫です。
背中が丸まらないように意識して行いましょう。
2.肩内旋の柔軟ストレッチ
右手を後ろに回します。
左手で右腕を持ち、前方に引いて伸ばします。
左右を変えて同様に行いましょう。
棘上筋は肩を支える重要な筋肉なので慎重にストレッチしよう
棘上筋は表面からは見えませんが、肩の奥底にあり、肩の動きの土台作りとして大変重要な働きをしている筋肉です。
加齢変化や使い過ぎで炎症を起こしやすい筋肉でもあるので、激しい動きは避け、ゆっくりとストレッチすることを心がけましょう。
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