福岡県太宰府市の「地域密着型特別養護老人ホームあおぞら梅ヶ丘」(同市梅ヶ丘2丁目、社会福祉法人蒼天会)で8月4日、地元のゴスペルグループ「まほろば Sing For Life」によるコンサートが開かれた。力強い歌声に入居者たちが手拍子で応えるなど、会場は大いに盛り上がった。
手拍子で応える入居者に、マイクを手に歌いかける「まほろば Sing For Life」のメンバー
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熱い歌声と手拍子が会場を包む
あおぞら梅ヶ丘の「入居者に特別な時間を過ごしてほしい」という思いと、まほろば Sing For Lifeの「音楽を通じて笑顔や元気を届けたい」という思いが重なったコンサート。施設2階の会場には29人の入居者のほか、家族や職員らも集まった。
約1時間のコンサートでは「ジョイフル・ジョイフル」「涙そうそう」「愛燦燦」などに加え、入居者からのリクエスト曲も。迫力ある合唱や呼びかけに、入居者たちも手拍子で応えるなど一体となって盛り上がった。
身振り手振りを交え、息の合ったハーモニーを届けるメンバーたち
入居者に楽しみや生活のアクセントを
あおぞら梅ヶ丘は、多彩な人たちが療養できる環境や手厚い介護体制を整えた特養ホームで、医療ケアが必要な入居者も多く暮らす。そうした入居者たちに日々の生活の中で変化や楽しみを感じてもらおうと、日頃から音楽やレクリエーションを通じた地域交流を大切にしているという。今回は太宰府市社会福祉協議会の紹介で実現。初めての開催となった。
まほろば Sing For Lifeは「命のために歌おう」という思いをグループ名に込め、太宰府市や近隣で活動中。福祉施設や公民館などでボランティア歌唱を続けてきた。
「かえって元気をもらった」とメンバー
コンサートを終えたメンバーの一人は「皆さんがニコニコしながら手拍子をしてくれて、歌っている私たちの方が元気をもらいました。本当に楽しかった」と満面の笑み。他のメンバーも「温かい拍手に包まれ、とても気持ちよく歌わせてもらいました。命のために歌おうという思いが、少しでも届いていたらうれしいです」とうなずいた。
入居者家族も「涙が出そうになった」と感激
入居者は「迫力があってすごかったよ。久々に声を出して手をたたいて、体がぽかぽか温かくなりました」と笑顔いっぱい。家族も「うれしくて涙が出そうになりました。こんなに近くですてきな歌声を聞けて、本当にいい日になりました」と感激の表情だった。
あおぞら梅ヶ丘は今後も音楽やレクリエーションを通じ、入居者が季節や地域とのつながりを感じられる機会を増やしていきたいという。
コンサートを終え、記念撮影に納まる「まほろば Sing For Life」のメンバーたち