「清光山果還院 極楽寺」は、室町後期、名島城(現・福岡市東区)下に念譽行明上人が開山した。
目次
歴史・由緒
●宗派:浄土宗
●開山:1500 年代中期
●御本尊:阿弥陀如来
●代表:住職 吉武豊眞
●御利益:極楽浄土への導き
【御朱印】受付8〜17時
黒田家の菩提寺から地域の人が集う場に
本堂の仏壇に祀られる阿弥陀如来像
1601年に初代福岡藩主・黒田長政の福岡城移転に伴い、現在の天神4丁目に移転した。当時、この周辺は「極楽寺ノ町」と呼ばれた。
二代目藩主・忠之の妹、亀子が嫁ぎ先で不幸な死を遂げ、その弔いの場だったことから黒田家の菩提寺に。山号は亀子の戒名から「清光山果還院」に改められた。また1945年の福岡大空襲で寺が焼失するまで、黒田家ゆかりのおよそ150軒が檀家に名を連ねていた。
「今現在説法」とは阿弥陀経の「今も阿弥陀様は説法されている」という教え
大正期に住職を継いだ吉武堯雨上人は満州(現・中国東北部)に渡り布教活動に尽力。太平洋戦争が始まると帰国し「檀家との関係は対等」という理念の下、1959年に「平和の家」を建立し、浄土宗の教えを説いた。
「供養する人の環境に合わせ選択肢も増えています」と吉武豊眞住職
70年に天神の都市開発計画を機に現在の地に移り、地域の人々の心のより所、集い所として親しまれている。 「ご先祖の供養は形を重んじる人もいますが、何より気持ちが大事です」と吉武豊眞住職。寺内には永代供養堂もあり、状況に合わせた供養を提案している。
行事・祭り
月に1度の法要 寺ヨガや落語会など
御本尊が祀られる本堂。春秋の彼岸法要や施餓鬼会などが営まれる
春秋の「彼岸法要」、「花まつり」(4月)、「施餓鬼会」(8月)、それらがない月には「念仏会」の法要が営まれる。「夜の念仏会(怪談夜話)」のファンも多い。
心を落ち着かせ禅に通じるヨガの講座をインストラクターを招いて開催
さらに寺ヨガや落語会など、福岡で活動するインストラクターらを招いてイベントを開催。2025年秋からは新築された庫裡の2階広間を会場にしている。
行事やイベントは檀家でなくても参加可能。情報はSNSで発信されるので、希望者はチェックを。
もっと知りたい 副住職が手がける「点描曼荼羅」
吉武朋彦副住職が描く「点描曼荼羅」
極楽寺の御朱印には「点描曼荼羅」が描かれているのが特徴。吉武朋彦副住職の手書きであり、彩りはシンプルで放射状に広がる幾何学模様は見ていて引き込まれる。この点描曼荼羅の描写体験教室が不定期に開催されている。興味のある人は公式サイトまたはSNSで直接連絡を。
年間行事
3月 春の彼岸法要
4月 花まつり
8月 施餓鬼会
お盆合同供養
9月 秋の彼岸法要
10月 夜の念仏会(極楽寺怪談夜話)
【住所】〒815-0042 福岡市南区若久4-14-1
【電話】092-541-3538
【参拝時間】8~17時
【交通】西鉄宮の下バス停から徒歩約5分
【地図】https://maps.app.goo.gl/onFuFT2fndaujUkV8
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