【筑紫神社】「筑紫」の名の起源とされる古社

「筑紫神社」は、古代九州の総称「筑紫(つくし)」という地名の起源になったと伝えられる古社。本記事では平安の書に記されるほど格式高い筑紫神社の歴史や行事を紹介する。

筑紫神社の社殿
目次

歴史・由緒

●御祭神:筑紫の神、玉依姫命、坂上田村麻呂
●創建:不詳(奈良時代以前)、本殿は1712 年に再建
●代表:宮司 西高辻信良
●御利益:交通安全/厄除け/病気平癒/競技必勝/悪疫消除/縁結び/安産

「御守護符」(ステッカー型)
【御守】受付9〜16時  「勝ち守り」

平安の書に記される格式高さ

参道で存在感を放つ石鳥居は境内最古1699年の建造物


奈良時代の「筑後国風土記逸文」によると、筑前と肥前との国境には険しい峠があり、往来する人の命を奪う荒ぶる神「人の命尽(いのちつくす)神」がいたという。そこで「筑紫神」として祀って鎮めた。これが「筑紫」の国名の由来とともに筑紫神社の起源ともされる。祭神は筑紫の神、玉依姫命(たまよりひめのみこと)、坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)。
平安時代中期の書物「延喜式神名帳」(927年)には名神大社として記載されており、朝廷から重視された官社として格式の高さを今に伝えている。

本殿横の「根性桜」は10〜3月ごろに咲き、サクラサクにちなみ受験祈願も多い

社殿は1453年(室町中期)に建立され、その後1662年に再建された。現在の社殿は江戸前期の建築を伝え、その裏には室町中期の社殿跡として礎石を残している。

行事・祭り

今年は豊作?「粥占祭」で吉凶を見る

夏祭り「およど」。地域の人に慕われる一大行事

3月15日の「粥占祭」は、1カ月間神殿に納めた粥に生えたカビの模様や色から、その年の農作物や天候の吉凶を占う神事。粥を盛る銅鉢の銘によると200年超続く歴史があり、筑紫野市の無形民俗文化財に指定されている。
夏の「大祓(おおはらい)式」は「知らず知らずに犯した罪や穢(けが)れ、病魔などを人の形に模した形代に移して祓い清め、無病息災を願う神事です」と神職。同時に夏祭り「およど」を開催し、緑豊かな境内や参道はコンサートや屋台などでにぎわう。

社宝「筑紫宮」の扁額は時の公卿交野三位時香が書き下ろした

正月、粥占祭など祭り限定で授与される御朱印は、扁額「筑紫宮」を模した金文字の図柄で人気が高い。基本的に全て神職による直筆だ。

もっと知りたい  郷土料理の振る舞いも「粥炊祭」「粥占祭」

粥占判断員の氏子5人が吉凶を見る

「粥炊祭」は2月15日、神職が奉納米と御神水を入れ羽釜で炊いた粥を1805年製の鉢に盛り、柳の箸を十文字にのせて木箱に封印して神殿に納める。1カ月後の「粥占祭」は午前8時から。郷土料理のかけ汁やはらふと餅、甘酒などが振る舞われる。午前9時ごろから午後2時ごろまで社殿前で鉢を一般公開する。粥占祭は、筑紫野市指定無形民俗文化財。

年間行事

春の桜

1月1日 歳旦祭
2月15日 粥炊祭
3月15日 粥占祭・春季大祭
7月19日 およど(夏祭り)
     夏越の祓い(茅の輪くぐり)
10月20日 例祭(秋季大祭)

【住所】〒818-0024 福岡県筑紫野市原田2550
【電話】092-926-5443
【開閉門】終日開門
【交通】西鉄筑紫神社前バス停から徒歩約3分、JR原田駅から徒歩約15分、西鉄筑紫駅から徒歩約20分
【地図】https://maps.app.goo.gl/H8yUAumjBzaja57C9

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