香椎宮の社殿
●御祭神:主神/仲哀天皇、神功皇后
配祀/応神天皇、住吉大神
●御神木:綾杉、香椎
●創建:724 年
●御利益:夫婦円満/子授け/家内安全/諸願成就
【御朱印】受付9〜17時
目次
歴史・由緒
全国でも特別な「勅祭社」 御神木が地名に
大和朝廷初期の大臣・武内宿禰の長寿伝説で知られる「不老水」。環境省「名水百選」認定
筑紫国(つくしのくに)の橿日宮(かしひのみや)で国造りの礎を築いたとされる仲哀(ちゅうあい)天皇と神功皇后が夫婦としてひとときを過ごしたと伝えられる地が、現在の福岡市東区香椎。
パートナー同士の末長い愛や健康運などを願う「夫婦御守」
香椎宮は、神の怒りに触れ急逝した仲哀天皇の死を悼み、神功皇后が200年に祠を建てて祀ったのが起源とされる。その後、朝廷が夫婦の宮として724年に本殿を完成させ、現在の社殿は1801年に第10代福岡藩主が再建した。平安期から香椎宮、明治期から昭和前期までは官幣大社香椎宮、1945年終戦以降は香椎宮と呼ぶ。
神功皇后が200年に植えたと伝わる御神木「綾杉」
境内には「綾杉」と「香椎」の御神木がそびえ、香椎は地名の由来でもある。また本殿から徒歩6分ほどの所に湧水「不老水」の社が立つ。仲哀天皇と神功皇后の家臣・武内宿禰(たけうちのすくね)がこの水を飲んで300年の長寿を得たと伝わる。
かつて仲哀天皇を祀った香椎宮起源の地・古宮に残る御神木「香椎」
祭祀の際に天皇から勅使が派遣される「勅祭社」。全国に16社、九州には大分県の宇佐神宮と香椎宮の2社という特別な存在だ。
行事・祭り
春季氏子大祭・神幸式では3基の神輿を引く氏子が参道を練り歩く
「10年に1度の『勅祭』を昨年、無事に斎行しました。今年は筥崎宮(福岡市東区)と交互に催している神幸式の年です」と権禰宜の木下英大さんは話す。
「氏子大祭」を春季と秋季に開き、今年の春季は2年に1度の神幸式(4月11、12日)が斎行され、稚児行列や神輿行列が参道をにぎやかに練り歩く。秋季(10月11日)は流鏑馬神事が奉納される。いずれも氏子で構成する獅子楽社の獅子楽と囃子を奉納。獅子楽は福岡県の無形民俗文化財に指定されている。
大祓発祥の地とされる香椎宮。「夏越の大祓式」(6月30日)と「年越の大祓式」( 12月31日)など古来の祭りもある。
もっと知りたい 約30年ぶりの改修、結婚式は勅使館で
改修工事中に結婚式会場として利用される勅使館
国の重要文化財に指定される本殿の前の幣殿の改修工事が3月に始まる。工期は約1年半の予定で、その期間中は勅使館で結婚式を挙げることができる。また、祈祷は本殿横に設けられる仮殿が会場に。約30年ぶりの改修で、普段とは異なる景色が見られる機会といえそうだ。
年間行事
1月 歳旦祭
2月 節分祭
4月 春季氏子大祭・神幸式(隔年)
6月 夏越の大祓式
10月 秋季氏子大祭・流鏑馬神事
12月 年越の大祓式 ほか
【住所】〒813-0011 福岡市東区香椎4-16-1
【電話】092-681-1001
【開門】6 時 【閉門】18時
【交通】JR香椎神宮駅から徒歩約4分、西鉄香椎宮前駅から徒歩約12分、西鉄香椎宮しょうぶ園前バス停すぐ
【地図】https://maps.app.goo.gl/UYAoJJTvNgs34Han6
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