沖縄料理には欠かせない、苦みが特徴のゴーヤ。太陽をいっぱい浴びて育ったゴーヤには、ビタミンやミネラルなどの栄養素がたくさん含まれています。
中でも注目したいのが、特有の苦味成分とビタミンCです。それでは早速、詳しく紹介していきます。<管理栄養士seira>
目次
特徴①特有の苦味成分が、夏バテ防止や食あたり予防に効果的
苦み物質であるゴーヤ独特の成分「モモルデシン」が、胃腸を刺激して消化液の分泌を促し、食べ物の消化吸収を助けます。
そうすることで、夏バテ防止や食あたりの予防につながります。
さらに、急激な血糖値の上昇を抑え、身体を冷ます効果もあるため、熱中症予防にもなります。
インスリンの分泌を促す働きもあるため、糖尿病予防効果も期待できます。
特徴②レモン3個分のビタミンCを含む
ゴーヤ1本には、レモン約3個分以上のビタミンCが含まれています。
ビタミンCには紫外線による肌の老化やダメージによるメラニン色素の沈着やダメージによるメラニン色素の沈着などを防いだり、コラーゲンを生成したりする働きがあります。肌荒れのケアにも効果的。
ゴーヤを食べる時のポイント
1、ゴーヤのワタは苦くない
調理する際、苦みを抑えるためにゴーヤのワタは丁寧に取り除かれることが多いですが、実はワタ自体に苦みはありません。
ワタには果肉の約1.7倍ものビタミンCが含まれているので、捨てないようにしましょう。
2、油を使った調理を
苦みを取り除くには、スライスしたら塩もみをして洗い流すか、熱湯でさっと下茹でをしましょう。
また、油でコーティングすると苦みを感じにくくなるため、炒め物に向いています。
卵、豆腐、肉などと一緒に炒め、ゴーヤチャンプルーなどで楽しみましょう。
3、豚肉とゴーヤは相性ピッタリ
食べ物の消化吸収を助ける成分を含むゴーヤと、糖質の分解を促進し疲労回復に効果的なビタミンB1を含む豚肉の相性は抜群。
この二つの食材は夏バテ予防に最適です。
これからの夏は、ゴーヤを食べて夏バテ知らず。美味しく健康を目指しましょう。
あわせて読みたい
【チンゲン菜の栄養】風邪を引いた時におすすめしたい栄養たっぷりな中国野菜
【チンゲン菜の栄養】くせのない味わいから、中華料理だけでなく洋風料理にも和食にもぴったりのチンゲン菜。
実は、風邪を引いた時など、体調を崩した時にぜひ食べてほしい食材です。 <管理栄養士seira>
あわせて読みたい
【舞茸の栄養】おいしいだけじゃない!抗ガン作用や免疫力アップにも期待
【舞茸の栄養】見つけると舞うほどうれしい」というのが名の由来といわれるのが舞茸。
芳醇な香りとうまみで人気のきのこですが、実は古くから漢方薬としても用いられ、栄養価にも優れています。では、舞茸の栄養と調理するときのポイントをご紹介します。 <管理栄養士seira>
あわせて読みたい
【もやしの栄養】安いだけじゃない!もやしを食べて、免疫力アップへ
もやしといえば、安価でヘルシーな家庭料理の人気者。しかし、ヒョロヒョロとした見た目の頼りなさから、「もやしには栄養がまったくない」と思っている方も多いのでは?
実はそんなことはありません!
今回はもやしに含まれる栄養を紹介します。<管理栄養士seira>