「夏休み」をテーマとした第8回脳活川柳。119人から、過去最多を更新する3941句もの作品が届きました。数々の秀作が並ぶ”混戦”の中、脳活新聞部員ら20人が「あれも良い、これも良い」とうなりつつ、特に「イイねぇ」と心に刺さった作品に投票。最優秀賞1句、優秀賞3句、佳作5句を選出しました。選評とともに紹介します。
目次
最優秀賞
スッピンの 妻と出かける 肝試し 隼人
優秀賞
子が父の 学力試す 夏休み とし
兄妹で 扇風機の前 宇宙人 あけちゃん
夏休み チーム育児だ ばあ出番 後藤久美子
佳作
夏野菜 何故か美味しい ばあちゃん家(ち) お酢
夏休み 祖父と遊んで あげるんだ かきくけ子
進路逸れ わが家は直撃 孫台風 色葉
今来たよ 満面笑顔 抱き付いて 八尋静子
思い出は 澄んだ海より 人の波 風信子
選評
富永編集長
「夏休み」という一言を耳にすると、ノスタルジックな気分が湧いてくる…というのはシニアに共通する感情なのかもしれません。宿題、お盆、帰省、花火、青々とした田んぼにセミの声などなど”追憶の作品”が多くを占めました。
その中で異彩を放ったのが、(もしかすると)現実をよんだ隼人さんの句。すっぴん姿の奥さまと肝試しをするとは。その勇気に敬意を表して最優秀賞を贈りつつ、隼人家の紛争の火種にならないようにと祈ります。ちなみにK部長をはじめ「ウチも、ウチも」と共感する投票者が続出。ただし、女性票はごく少数だったことを申し添えておきます。
優秀賞のとしさんの句もユーモアがたっぷり。夏休みの宿題で、わが子に学力がばれてしまうとは。オヤジに教えてもらった回答に赤ペンでしっかり「×」が付けられて、というのは私の思い出です。
扇風機の前に座って震える声を楽しむ遊びは、誰もが一度は経験したことのある夏の情景でしょう。あけちゃんさんの句に懐かしさがこみ上げます。喉元をチョップしながら「ワ~レ~ワ~レ~ハ~ウチュウジンダ~」
昼食作りなど子どもたちの世話が増えるのも夏休みの定番。そんな苦労や騒動をよむ作品も多かった中、後藤久美子さんの前向きな一句が目を引きました。軽快なテンポに元気さ、温かさが伝わってきます。
それにしても…。最近は8月31日まで休まない小中学校も少なくないし、宿題や絵日記、自由研究を課さない学校も増えているとか。ましてや表に出るのは危険な酷暑。ウン十年後の「夏休み」をお題にした川柳は、どんな出来栄えになるのだろう。
受賞者には下記の賞品を進呈
最優秀賞(1点) 特選Gift Card
優秀賞(3点) 書活 ペン字練習帳(かな編・漢字編+ボールペン)セット
佳作(5点) 豆吉郎商品券(600円分)
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