【脳活菜園便り】第2期スタートから2カ月 “実りの春”へ正念場?

10月14日の植え付けでスタートした第2期・秋冬の陣。今回もみみず堆肥「太郎100」を土に混ぜ込みました。

この2カ月、福岡市南区の複合商業施設OHASHI HILLの屋上広場にある脳活菜園で5種類の野菜たちが順調に育っている、と言いたいところですが…。一部の野菜は少々ピンチ。

そこで菜園担当リーダーのベビーリーフはるかは、師と仰ぐ中原採種場の本田敦史さんを訪ね、それぞれの野菜について評価やアドバイスをもらいました。

脳活菜園で収穫した野菜
目次

オークリーフレタス

オークリーフレタス

既に2度、おおはし保育園の園児たちが大喜びで収穫しました。少々葉を摘み取りすぎの感もあり、その後が心配されたものの、ひと月もせずに復活。「無限レタスですね」とベビーリーフはるかは目を見張ります。

おおはし保育園の園児たちがオークリーフレタスを収穫
アーサイ

想像以上の大成長。堂々たる貫禄で大きな葉を茂らせています。

アーサイに水やりする園児

本田さんコメント
評価☆

年内には脇芽(わきめ)、頂芽(ちょうが)の順につぼみが見えてくるでしょう。このままでOKです。

レッドポピンズ( 二十日大根)

レッドポピンズ

スタート時に園児たちが小さな手で種をまきました。1度目の収穫を終え、新たにまいた種から芽が出てきています。アーサイの葉陰になるのが課題でしょうか。

レッドポピンズを収穫する園児たち

本田さんコメント
評価〇

アーサイは、まだ葉を茂らせます。次に植える時は、光が当たる場所へ移動した方が良いでしょう。

ハニースナップ(エンドウマメ)

ハニースナップ

一部の苗は元気ですが、枯れた苗が約半分。葉を虫に食べられたのが原因でしょうか。

ハニースナップの枯れた苗

本田さんコメント
評価×

虫の食害で葉が傷ついたことや10月の高温で根が蒸れて傷んでしまったことがうまく生育していない要因のようです。

センチュリータマネギ

センチュリータマネギ

太い葉が長く伸びている株もあれば、細く短い株も。成長にばらつきがあります。

成長にばらつきがあるセンチュリータマネギ

本田さんコメント
評価△

大きく育っている株は一見良さそうですが、葉が倒れたり、途中から太くなったりしています。通常、タマネギの葉は上を向きます。倒れているのは水分過多や日照不足で葉が柔らかくなっているからでしょう。小さい株はハニースナップと同じく根が伸長できていないようです。

【第2期総括】春には全部おいしく食べます

どうやら地中の水分が多すぎたのも、エンドウマメやタマネギの生育に災いした様子。今回はマルチングを施していますが、本田さんから「試しにマルチを剝いで土壌水分を少なくしてみませんか」との提案を受けました。

「一部を剝いでみます。保温のために必要かと思っていましたが、水分には思い至りませんでした」と反省するベビーリーフはるか。「春には全部おいしく食べます」と改めて誓います。さて“実りの春”は願い通りに訪れるでしょうか。

ベビーリーフはるか
あわせて読みたい
【脳活菜園便り】第2期の野菜は5種 美しさにもご期待を 福岡市南区の複合商業施設OHASHI HILLの屋上広場に設けた脳活菜園。第1期(春夏)のトマト、ピーマン、ナス、オクラは収穫を終え、これから第2期(秋冬)に挑みます。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次