土いじりによる心身の健康を実体験として持つ、半農半芸タレントの町田隼人さんに、野菜作りにまつわる脳活・健康エピソードを広く聞く連載コラム。2回目は秋ナスとミニトマトに注目!
脳活菜園応援団長 町田隼人さん
「朝倉幸男」でおなじみ。脳活菜園応援団長の町田隼人さん
福岡県筑前町出身。2021年、コロナ禍を機に帰郷し、農業と芸人の「半農半芸」活動をスタート。TVQ九州放送「雨ニモマケズ、」(18年1月~21年3月)で演じた「朝倉のおいしゃん・朝倉幸男」で人気者に。朝倉市魅力発信アンバサダー。「ジャンボタニシ」名でバンド活動も。
目次
乗り切れたのは、生き物の成長を見れよったけん!
7月からずっとギラッとツヤッとしたナスが採れとります。私は10月ぐらいまでですが、上手な人は霜が降りるまでずっと収穫されるとですよ。なり疲れさせんよう、葉の色や樹勢を見極めて。秋に気温が下がると成長がゆっくりになる分、栄養やうまみを蓄えるから秋ナスはおいしい。秋ナスという品種があるわけじゃないんです(笑)。
今回の幸男やさい「秋ナスとミニトマト」
ナス畑の横に、今年初めてミニトマトを3株植えました。商品にしなくてはというプレッシャーがないので、育てることがただ楽しくて「だから皆さんが家庭菜園をされるんやな」と分かりました。そのミニトマトがついに赤くなり、さぞやおいしかろうとガブッと食べたら硬くて、みずみずしさもなくて「あれ?」。農家さんから頂いたミニトマトの方がずっとうまい?!
今年初めて自分のために植えたミニトマト
ミニトマトは皮が硬かった!
家で作る野菜は、育っていくさまを見るうれしさとか、世話をする楽しさとかも全部込みでのおいしさなんですね。一方で、出合った瞬間に感動を与えるのがプロの野菜。プロとは何たるやというのを思い知らされ、自分もナスのプロやけん、最低でも感動する味を出しとかんといかんって改めて思いました。
ナス栽培は5年目になり、前よりも心の余裕ができました。追い詰められてもそれを楽しめている自分に今ちょっとびっくりしています。
1年目は完成形も、ナスが今何を欲しいのかも分からんまま、夢の中でも剪定に追われていました。下の子が5月に生まれて発狂しそうに忙しかったけど、乗り切れたのは、生き物の成長を見れよったけんかなと、今振り返って思います。
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