半農半芸タレントとして福岡県を中心に活躍している町田隼人さんが脳活菜園応援団長に就任しました。スーパーカブにまたがって走る、赤いほっぺの「朝倉幸男」として知っている人も多いはずです。コロナ禍で気がふさいでいたとき、農家でアルバイトをした町田さんは「素手で土を触っていると、心と体がほぐされ、丸まっていた背中がピシャっと伸びました」と話します。
「脳活菜園」では今後、土いじりによる心身の健康を実体験として持つ町田さんに、野菜作りにまつわる脳活・健康エピソードを広く聞いていきます。
脳活菜園応援団長 町田隼人さん
朝倉幸男でおなじみの町田隼人さん
福岡県筑前町出身。2021年、コロナ禍を機に帰郷し、農業と芸人の「半農半芸」活動をスタート。TVQ九州放送「雨ニモマケズ、」(18年1月~21年3月)で演じた「朝倉のおいしゃん・朝倉幸男」で人気者に。朝倉市魅力発信アンバサダー。「ジャンボタニシ」名でバンド活動も。
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毎日見よくと、いとおしさが湧いてくる!
ナスの花ってかわいいとですよ。薄紫でポッと咲く感じが。初めて見たときはこんなにきれいな花があるんかと感動しました。受粉して、実の元みたいなのがぷっくりなって、ムクムク、ムクムク大きくなって。夏場には毎日グングン、夜のうちに伸びよるんですよ。伸びた部分だけ薄い色で、お日さまに当たったら濃い紫になっていく。「うわ、今日もこんなに伸びてくれたんや」と、いとおしいです。
一晩でグンと成長。伸びた部分が薄い色
ナス料理で一番好きなのは焼きナスです。収穫してその日のうちに食べると、ジューシーさが桁違い。野菜のおいしさは新鮮さやと思います。それから私がバーベキューでよくやるのが、ナスバーガー。厚めに輪切りにしたナスにさいの目に切れ込みを入れて両面を焼き、肉を挟むと、ナスのじゅわっと軟らかな食感と肉の歯応えが相まってめちゃめちゃうまいです!
「野菜のおいしさは新鮮さ」と町田さん
私は農業をするまで、店頭に並ぶ野菜しか見たことがなかったけど、そこに至るまでにはいろいろな成長や変化があると知って、面白いと思いました。双葉から四つ葉になっていくさま、実のなり具合…。オクラはね、天に向かって突き上げるごとして実がなるとですよ!
家庭菜園でも、毎日見よくと成長の変化が見て取れるようになって、どんどんいとおしさが湧いてくると思います。実が曲がった、面白い形ができたとかも楽しいし、収穫前にいっぱい面白いことがある。その楽しさ、面白さを家庭菜園でも味わってほしいですね。そして心を込めて育てたものをおいしくいただいたら、もうこれ以上ない喜びになると思います。
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