名所などの見学にとどまらず、珍しい体験を通して脳に刺激を与えるのが「脳活新聞バスツアー」。7月18日に開催した第2回ツアーへ13人が参加しました。その様子をリポートします。
目次
飛びかんなに草木染 初体験「楽しめた!」
「小石原焼伝統産業会館」で飛びかんなに挑戦
参加者は、まず焼き物の里・小石原(福岡県東峰村)で小石原焼の伝統技法「飛びかんな」に挑みました。訪ねたのは「小石原焼伝統産業会館」。数々の展示品を眺めながら津田祐一事務局長が解説する小石原焼の歴史や特長に耳を傾け、いよいよ実体験です。
ろくろの上で回る生乾きの皿にかんなを当てます
スタッフの指導を受けながら、ろくろの上で回る生乾きの皿に時計のぜんまいの先を研いだかんなを当てます。すると反動でかんなは跳びはね、皿には渦巻き状の細かな点々が刻まれていきます。かんなへの力の入れ具合や角度などで、できる模様は人それぞれ。「うまくできなかったけれど、出来上がりがとても楽しみ」とオリジナル作品の完成を待ち望む声が上がりました。
「やまめ山荘」でヤマメ尽くしに舌鼓
山あいの小石原から、さらに山に入った「やまめ山荘」で昼食。重厚な門、木々に囲まれた広大な庭、その先に江戸時代の古民家と、まさに隠れ家といった趣です。
刺し身か背越しを選び、唐揚げ、塩焼きと続くヤマメのコースを堪能。小石原焼の器も楽しめます。
新鮮なヤマメの刺身を堪能
「珍しい料理だった」「とてもおいしく、お店のサービスも良かった」「たたずまいもすてき」と好評で、「ヤマメを初めておいしいと感じた」という声も。味も雰囲気も“三つ星”です。
ヤマメの塩焼きも大好評でした
「工房夢細工」で草木染に挑戦
昼食を挟み、午後からは秋月(同県朝倉市)の「工房夢細工」で草木染に挑戦。まず純白のバンダナかスカーフを選び、無地、むらくも絞り、板締め絞りなど5種類の染め方、さらに桜や茜(あかね)など4色から選んで染めます。
和気あいあいと草木染を楽しむ参加者
職人さんたちに教えてもらいながら、こちらもオリジナル作品が完成。「出来栄えに大満足」「きれいなバンダナができた」と笑顔が並びました。
オリジナルのきれいなバンダナが完成!
時折強い雨にも見舞われたものの、おかげで心配された猛暑は回避。「全て初体験で楽しめた」といった感想など、飛びかんな、草木染ともに好評だった様子です。博多駅に帰着後、バスの降り際に「次回はどこに行くと」という問いかけが印象的でした。
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