【旅は脳活~海外編~】シンガポールは「絶好スポット」

脳活新聞は10月3日、「旅は脳活」海外編としてシンガポールの魅力を紹介するセミナーを開催。シンガポール政府観光局・日本支局マネジャーの猪股映理氏が同国の基本情報や見どころを解説しました。また、シンガポール航空旅客営業部の古賀和代氏がアクセスや同航空のサービスなどを紹介。福岡国際空港・空港営業本部旅客マーケティング部長の有馬至人氏が、同空港のリニューアルについて説明しました。

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五感を刺激する多文化・多民族

日常とは違った食事や風景、出会いなどに五感を刺激されるのが旅。その刺激は「脳活」に非常に有効です。行く先が海外であれば、刺激もさらにアップ。多種多様な体験ができるシンガポールは、絶好の脳活スポットといえそうです。

斬新な意匠の高層ビル群。中央は船の形をした屋上部分が特徴的なマリーナベイ・サンズ

同国政府観光局の猪股氏が「最も刺激を感じていただける」と一番の魅力に挙げるのが多文化・多民族。「地理的にも歴史的にも西洋と東洋の交差点に当たり、両方からのさまざまな文化を体験できます。ぜひ街を歩いて感じていただきたい」。中国系、インド系、マレー系、ユーラシア系など、さまざまな民族の人々が暮らし、文化を築いてきました。
英国植民地時代の白亜の建物が有名ですが、市街地の約5km四方の中にチャイナタウン、リトル・インディア、アラブ・ストリートなど多文化・多民族の歴史と文化に彩られた街があります。また、それらの料理が屋台街「ホーカーセンター」で味わえます。

シンガポール政府観光局・日本支局マネジャーの猪股映理氏

これらの歴史的背景を持つ街だけでなく、ホテル「マリーナベイ・サンズ」を代表とする斬新な意匠の高層ビルが立ち並び、近未来的な植物園も。「そうした都市的なイメージがある一方で、国土の約半分が緑に覆われています」。郊外の自然保護区にある三つの動物園や広大な鳥類園「バードパラダイス」では、熱帯の自然や動物にも触れ合えます。「さまざまなシーンを気分や体調に合わせて楽しめます」とアピールしました。

街や公園などあらゆる場所で「多文化・多民族」を感じられる。写真はボタニック・ガーデン

福岡から約6時間 空港も着々と改修

福岡から同国へは毎日、シンガポール航空の直航便が就航中です。飛行時間は約6時間。同航空のサービスは世界的に評価が高い。古賀氏は「機内食は、アレルギーをお持ちのお客さまや健康上の理由で塩分や糖分を控えなければいけないお客さまにも対応できるよう、20種類以上の特別食や制限食をご用意しています」と、その一端を紹介しました。

シンガポール航空旅客営業部の古賀和代氏

福岡国際空港の有馬氏は、主に国際線の改修について説明しました。来年3月に2本目の滑走路の供用が始まる予定。これに合わせ、さらに利便性を高めます。「ストレスなく過ごせる魅力ある施設造りを一生懸命に進めています。東アジアでトップ級の空港を目指しています」。ターミナルビルの増床、チェックインや手荷物検査などの最新機器の設置、免税店やレストランの拡充、国内線との連絡バスの専用道路建設など、さまざまなリニューアルが進められていきます。

福岡国際空港・空港営業本部旅客マーケティング部長の有馬至人氏

参加者からは「コロナ禍で海外旅行から遠ざかっていた。そろそろ解禁しようかな」「30年近く前に行ったが、現在のシンガポールが知れて良かった。家族で訪れてみたい」といった声が聞かれました。

魅力的な旅の情報に聞き入ったセミナー参加者
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脳活、運動、食事、睡眠、社会参加、脳トレなどの普及・啓発活動による健康寿命の延伸・認知症予防の実現を目指す「脳活新聞」

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