「骨太な未来プロジェクト」始動! 骨の健康を通じて人々の挑戦を応援

世代を問わず健康志向が高まる中、目に見えない“骨”はなかなか意識しにくいもの。そこで「人生100年時代、それではいけない!」と立ち上がったのが、雪印メグミルク株式会社。「骨太な未来プロジェクト」を立ち上げ、見逃されやすい“骨の健康”についてさまざまな情報発信を始めました。

目次

健やかな人生のためには “骨の健康” が不可欠!

40歳を過ぎたら骨密度はどんどん減少

“骨の健康”と聞くと遠い未来のことと考えがちですが、骨密度は30歳代から低下し始めます。

20歳代までは骨量のピークが決まる「骨の成長期」であるのに対して、30歳代からは「骨の成熟期」を迎え、過度なダイエットやストレスなどで骨量が低下するリスクがあります。

さらに、40歳代以降は「骨の衰退期」に入り、加齢や女性ホルモンの減少により骨密度が減少していきます。

カルシウムの摂取不足で高齢者の骨折が急増

1997年から2017年の20年間で、全国の大腿骨近位部骨折数は約2.1倍と急増しました(※1)。

日本人のカルシウム摂取量は全年代で不足していることや(※2)、紫外線対策として日光浴の機会が減少するなどカルシウムの吸収を促進するビタミンD不足も課題と考えられています。

課題もたくさんあるようですが、では、私たちは“骨の健康”のために何をしたらよいのでしょう?

日頃の食事でカルシウムを上手に摂取できるよう工夫をしたり、体を動かして骨を丈夫にしたり、無理せず継続するためには、正しい情報や専門家の指導がとても有効です。

※1参考:骨粗鬆症財団 「数字でみる骨粗しょう症」( 3.全国大腿骨近位部骨折数)
※2参考:厚生労働省 「国民健康・栄養調査(平成30年)」「日本人の食事摂取基準(2020年版)」

“骨の健康” を多方面から応援する「骨太な未来プロジェクト」

プロジェクトへの思い

永年にわたる「乳」の研究から得られた知見を活かし、骨の健康に関する情報発信や体験の場を提供したいと考える雪印メグミルク株式会社。

このプロジェクトを通じて見落とされがちな“骨の健康”を今まで以上にサポートしていくことで、多くの人々の「骨太な未来」を目指します。

プロジェクト概要

1.骨に関する情報発信

特設サイト「骨太な未来プロジェクト」では、 多様なコンテンツを用意。

日頃のカルシウム摂取状況が把握できる「カルシウムチェック」で自分の状態をチェックしたら、楽しく簡単に骨の知識が学べる「おとなの骨密ドリル」に挑戦。

おとなの骨密ドリル

すぐに骨対策を始めたい方は、 毎日の食事で美味しくカルシウムを摂れるレシピを紹介する「“骨”Good choiceレシピ」がおすすめ。カルシウムを含む食材の上手な使い方や料理のカルシウム量が一目でわかり、とても参考になります!

“骨”Good choiceレシピ

1回5秒で実践できる「かんたん骨体操」は、年齢を問わずに取り組めるやさしい体操をほねつぎのプロ、高林孝光先生が教えます。

その他にも特設サイトには骨にまつわる情報が満載です。

また、さまざまなメディアを通して、骨の重要性や健康な骨づくりに役立つ情報を継続的に発信予定。

情報に触れることで毎日の“骨”を意識しながら、日々の積み重ねで骨を強く、鍛えていきたいですね。

2.イベント開催

全国各地で、さまざまなイベントを実施しています。特設サイトをこまめにチェックして、機会があれば参加してみては。

(1)骨の健康度チェック 
測定機器を使用し、約1分で骨の健康度をチェックできるイベントを全国各地で開催。普段は目に見えない「骨」の健康について考える機会を提供します。
◎実績: 2023年度 開催回数3,000回以上、参加者46,000人以上

(2)食育・セミナー   
骨に欠かせない栄養素や骨の健康維持のポイントを伝える骨カルシウムセミナーや食育イベントを開催。成長期のお子さまを持つ保護者や高校・大学生、シニアの方に向けて、自治体・学校などに講師を派遣します。
◎ 実績: 2023年度 開催回数967回、参加者10万人以上

(3)アスリートを応援    
部活動やスポーツクラブチームを応援。地域の牛乳販売店と連携し、若いアスリートに栄養指導やセミナー、商品の提供を通じて骨の健康を意識してもらえるよう活動を行い、充実した競技生活をサポートしています。             
◎ 実績: 全国45の部活動やクラブチームで、当社宅配サービスを導入

専門家からの「骨の健康」に関するメッセージ

前 埼玉医科大学 教授  医学博士 板橋 明 先生

超高齢社会の到来により、健康寿命の延伸が社会課題となっています。骨の健康維持は単に高齢者だけの問題ではありません。

成長期にはしっかりとした骨格を形成、維持させ、また閉経や加齢に伴う骨量の減少を軽減させて骨強度を保つことが重要です。さらには、転倒しにくい筋力や平衡感覚を維持することなども必要です。

しかし、骨の健康に対する認識は十分ではありません。このプロジェクトをきっかけに、より多くの人々が骨への関心を高めていただければと考えています。

女子栄養大学 栄養学部教授 上西 一弘 先生

成長期のライフスタイルはその後の骨の健康に大きく影響します。

例えば、学校給食の牛乳は児童・生徒にとって重要なカルシウム源なので、土日や長期の休みにはカルシウム摂取が減少します。高校生以降の牛乳離れもみられます。

また過度なダイエットやビタミンD不足など骨に関する他の大きな課題も見つかってきています。

若い時期から骨の健康を考える、そんな人々が増えることを願っています。

名城大学 薬学部教授 健康・スポーツ医科学研究センター長 梅田 孝 先生

アスリート、特に女性アスリートや長距離陸上選手は、下肢の慢性スポーツ障害としてシンスプリントや疲労骨折が頻発することが知られています。これらを発症すると最低でも3カ月間は走るトレーニングの休止を余儀なくされます。

本プロジェクトを通じ、その予防・改善策を考究し、アスリートに有益な情報を発信するとともに適切なコンディショニング方法を提案できればと考えています。

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

脳活、運動、食事、睡眠、社会参加、脳トレなどの普及・啓発活動による健康寿命の延伸・認知症予防の実現を目指す「脳活新聞」

コメント

コメントする

目次
閉じる