ふくおか散歩アプリに新機能「スロージョギング計測」を搭載

スマートフォンを持ち歩くことで記録される歩数に応じ、買い物の割引などの特典に交換できる健康ポイントが付くアプリ「ふくおか散歩」がアップデート。エネルギー消費量がウオーキングの約2倍という「スロージョギング」を計測する機能が追加されました。アップデートの概要と共に、日本スロージョギング協会理事の佐藤紀子氏に聞いた、正しい運動方法などを紹介します。

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「ふくおか散歩」が3つの機能をアップデート

「ふくおか散歩」は歩くだけで健康ポイントがたまる無料アプリ。たまったポイントは福引やプレゼントキャンペーンの応募、クーポンとの交換に使用できます。日々の歩数が一目で分かるグラフや、自分の順位が確認できるランキングなどさまざまな機能があり、毎日の健康状態チェックに活用していただけます。現在約7万9千人がダウンロードしています。

バーチャルで「九州一周」「博多駅から小倉駅」などのコースをウオーキングできる楽しさも好評。「博多港→釜山港」コースは、高速船クイーンビートルの航路をたどり、歩いて韓国・釜山まで行く気分が味わえます。

5月16日にアップデートした機能は「スロージョギング計測」「脳活新聞 脳トレ問題チェック」「ニュースやイベント情報お知らせ」。走るのが苦手な人も無理なく取り組めるとあって世界44カ国に愛好者が広がっているスロージョギングを、この機会に始めてはいかがでしょうか。アプリから簡単にチェックできる脳活新聞脳トレ問題にもぜひ毎日チャレンジを。

日本スロージョギング協会理事の佐藤紀子氏にインタビュー

日本スロージョギング協会理事の佐藤紀子氏

Q1. スロージョギングとは?
歩く速さかそれよりも遅いスピードで走るジョギングです。福岡大学スポーツ科学部の名誉教授だった田中宏暁先生が40年以上にわたり研究・考案された運動方法で、隣の人と笑顔で話ができるぐらいのニコニコペースが目安。「走るのはきついから苦手」と言っていた人でもスロージョギングを体験すると「走るって気持ちよくて楽しい」という声に変わります。それがスロージョギングの魅力ですね。

Q2. 期待できる運動効果は?
走るというのは小さなジャンプの連続なので、太もも前面の大腿四頭筋(だいたいしとうきん)やお尻の大臀筋(だいでんきん)といった大きな筋肉を歩くときよりも多く使います。エネルギー消費量はウオーキングの約2倍。有酸素運動とスクワット運動のような筋力トレーニングを兼ね備えていて、疲れにくい体づくり、丈夫な足腰づくりにつながります。

走り方のポイントと正しいフォーム

Q3. 走り方のポイントは?
かかとではなく、足の指の付け根辺りで着地する「フォアフット着地」で走ります。その場で足踏みをして最初に着地するところ。つま先走りではありません。着地後にかかとが着いても大丈夫です。室内をはだしでスロージョギングすると分かりやすいですね。テレビを見ながら、家事をしながら気軽にできるのもスロージョギングの特長です。

Q4. 正しいフォームは?
2本のレールの上を走るイメージで足先は真っすぐ、歩幅は小さく。腕の振りは自然に任せて。目線を前方にすると背筋が伸びます。正しいフォームはけがをしにくい。ゆっくり走るからそこを意識する余裕があり、正しいフォームが身に付きます。

「まずは1日10分を目安に」と話す佐藤紀子氏

最後にひとこと
まずは1日10分を目安に。1分を10回、5分を2回など小分けにしても効果は変わりません。「1分走って30秒歩く」など走ると歩くの組み合わせから始めてみましょう。慣れてきたら1日トータル20〜30分を目標に。毎日続けると2〜3週間で効果を実感できます。いつでもどこでも、スーツ姿でもできますよ。
5月25日(土)は「世界スロージョギングデー」。みんなで大濠公園を走るイベントをします。ふくおか散歩アプリをダウンロードして一緒にスロージョギングしませんか。

▼[ふくおか散歩]アプリダウンロードはこちらから

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脳活、運動、食事、睡眠、社会参加、脳トレなどの普及・啓発活動による健康寿命の延伸・認知症予防の実現を目指す「脳活新聞」

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