【読者メッセージ】福岡中洲大洋映画劇場での思い出や閉館を惜しむ声が続々と

「脳活新聞」が1月2日朝刊紙面とWebサイトで応募を呼びかけた中洲大洋へのメッセージ&エピソードは130通を超える投稿が寄せられました。その中から一部を紹介します。

目次

中洲大洋へのメッセージ&エビソード集

78年もの長きにわたり愛され続けた中洲大洋映画劇場

「今にもチャップリンが出てきそうなたたずまいの中洲大洋。風格あるランドマークが失われるのは残念至極です」(てるぴ・77歳)

「中洲大洋が閉館するなんて残念で仕方がありません。中洲に映画館が数多くあった時から、ここでよく映画を見ました。最近は「午前十時の映画祭」に足を運びました。心に残る名画だけでなく、座り心地がよい椅子もお気に入りでした。3月まで中洲大洋に通います。ありがとうございました。お疲れさまでした♪」 (りんごちゃん・74歳)

「一人っ子の私は子どもの頃から父親になついていませんでした。父は無口で、どちらかといえば感情を表現するのが下手な人。映画が大好きで、家でも洋画などをよくテレビで見ていました。そんな父が1年に2度程度、私を連れて中洲大洋へ出かけていろいろな映画を見せてくれました。これといった会話もないまま、映画が終わったら「ナイルのカレー」を食べて帰るのがお決まり。レジャー施設に行ったことなどはあまりなく、映画を見に行ったことばかり思い出されます。私が高校生くらいまで続いたでしょうか。パパありがとうネ」(りえ・63歳)

「中洲大洋には十数年前に何度か足を運びました。他の映画館とは違い高級な感じで、自分がお金持ちの気分(笑)になったのを覚えています」(サクサク・47歳)

「中洲大洋では何度も映画を楽しみましたが、一番の思い出は60年くらい前、高校時代にボーイフレンドと見た「グレートレース」が忘れられません。トニー・カーティス、ジャック・レモン、ナタリー・ウッドの楽しい作品でした。昔ながらの映画館がなくなるのは、とても寂しいです。趣味のない私は、これからどこで映画を楽しみましょうか?」(タイガーバアバ・74歳)

「44年前、初デートで行った映画館。翌年結婚し、連れ添い、5年前に死別。よい出会いのスタートでした。今は、一人暮らしを楽しんでいます」(たのしむばあば・69歳)

「戦後のよき時代の娯楽で人々を魅了した映画館、おしゃれで心が弾む映画館なんて、そうはない。中洲大洋、ありがとう!」(みーけん・51歳)

中洲大洋に思い出がいっぱい

 「映画に夢中だった大学生の頃、中洲大洋によく足を運びました。数多くの感動をありがとう。3月末に営業を終了するのは大変寂しい気がします。もう一度感動をもらいに足を運びます」(ヒロ・62歳)

「約50年前、中洲大洋によく映画を見に行き、たくさんの感動をいただきました。ありがとうございました」(ももちっこ・90歳)

「私が初めて中洲大洋に行ったのは昭和30(1955)年でした。この頃、追い山笠を待つ間、オールナイト上映をしていたこの映画館で過ごしたことを覚えています。長い間、本当にありがとうございました。心から感謝を申し上げます」(セイオ・87歳)

 「生まれた時から中洲大洋はありました。僕の親父もおじいちゃんも行っていたそうです。僕が生まれて初めて連れて行ってもらった映画館でした 。思い出がありすぎて、語り尽くせません!!」(マガジン・39歳)

 「『月イチ歌舞伎』が大好きで、さまざまなライブ中継も見られて他の映画館とは一線を画していて別格 。中洲の 街 角にあり 、ゆったりとした座 席に座ると別世界に! 1階のカフェも雰囲気があり、ようやくカフェで過ごせる余裕ができたばかりなのでホントに残念です」(りえきゅん・61歳)

 「映画といえば中洲。そんな福岡育ちの私にとって中洲大洋がなくなるのは寂しい限りです。昭和の香りのする劇場内も大好きでした。最後に見たのはマイケル・ジャクソンのドキュメンタリー映画。当時、妊娠中でおなかの中のベビーも踊っているかのごとく、おなかを蹴る、蹴る。その影響か、ダンスが大好きな子に育ちました」(あかずきん・52歳)

中洲大洋スタッフから感謝の声

3月末で建物を取り壊す福岡中洲大洋映画劇場

 「さよなら興 行のお薦めは「 おくりびと 」。当館でも大ヒットした 、笑って泣けるヒューマンドラマをぜひ劇場で!」(M.K)

 「 私が入社した時、フィルムからデジタルへの移行期でした。いろいろな経験ができたこと、幸せでした」(H.O)

 「 長きにわたり感謝します。さよなら興行では名作の数々をご用意しています。最後まで楽しんでください」(S.K)

  「この昭和レトロな中洲大洋が皆さまの心に残る場所でありますように。長年の感謝を込めて最後までどうぞごひいきに」(A.O)

  「名作の数々でお待ちしています。普段劇場に来られない方も足を運んでみては。当館との最後の思い出をぜひ!」(H.N)

3月1(金)~31日(日)さよなら興行「銀幕の向こうにはいつも夢があった」実施

さよなら興行「銀幕の向こうにはいつも夢があった」で全22作品を上映

 3月31日(日)に現在の建物での営業を終了する中洲大洋では、さよなら興行「銀幕の向こうにはいつも夢があった」と題し全22作品を上映します。往年の名作から近年の話題作まで多彩な作品をセレクト。開業時のオープニング作品「黄金狂時代」がラストを飾るというのにも注目です。
 鑑賞料金は1作品1,000円(特別興行につき、割引の適用、招待券・ポイント利用などの無料鑑賞は不可)。

上映作品&日程

■3月1日(金)~7日(木):「世界にひとつのプレイブック」「ラ・ラ・ランド」「コーダ あいのうた」
■3月8日(金)~14日(木):「映画めんたいぴりり」「映画めんたいぴりり~パンジーの花」「凪待ち(PG12)」「半世界」「ミッドナイトスワン」
■3月15日 (金) ~21日 (木) :「機動戦士ガンダムⅠ」「機動戦士ガンダムⅡ 哀・戦士編」「機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編」「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」「おくりびと」「男はつらいよ お帰り 寅さん」「キネマの神様」
■3月22日 (金) ~28日 (木) :「ボディガード」「ニュー・シネマ・パラダイス(PG12)」「グレイテスト・ショーマン」「ボヘミアン・ラプソディ」
■3月 29日(金)~31日(日):「黄金狂時代」「独裁者」「街の灯」

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この記事を書いた人

脳活、運動、食事、睡眠、社会参加、脳トレなどの普及・啓発活動による健康寿命の延伸・認知症予防の実現を目指す「脳活新聞」

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