【リポ】福岡マラソンのファンランにチャレンジ! 第1回「脳活新聞走るっ隊」

運動の習慣を身に付けて、元気で健康的な生活を送るための体力づくりを―。
脳活新聞(西日本新聞社)では、福岡マラソンの第10回大会を記念して、同大会のファンラン(5.2㎞)に60歳以上の皆さんとチャレンジする「脳活新聞走るっ隊」をスタートしました。マラソン教室を3回実施し、4回目の最終回に11月12日(日)福岡マラソン当日のファンラン完走を目指すプログラムで、福岡マラソン「First Step(はじめの一歩)プロジェクト」と「R60俱楽部」(共に福岡市)とタイアップした企画です。
今回は9月29日、福岡市・天神のTKPエルガーラホールと天神中央公園で実施した第1回の様子をリポートします。

■脳活新聞走るっ隊
主催:脳活新聞(西日本新聞社)、共催:福岡マラソン実行委員会、協力:NPO法人足もと健康サポートねっと

目次

7人の講師が5.2㎞完走に向けて強力バックアップ

仲間と一緒にファンラン完走を目指す 「脳活新聞走るっ隊」 メンバー

■第1回 9月29日 午前8時15分開始 [晴れ] 参加38人
 TKPエルガーラホールで講義後、天神中央公園に移動して実技講習

「脳活新聞走るっ隊」の登録メンバーは40人(この日は、そのうち38人が参加)。ランニングの経験や体力レベルなど、事前アンケートを元に分けられた7つのグループごとに講師が付いて指導する形式で進行します。

講師を代表して松田拓朗さんが「楽しんで本番を迎えましょう」とあいさつ

教室を開始する前には講師陣が登壇し、自己紹介。さらに講師を代表して福岡大学病院 リハビリテーション部の健康運動指導士、松田拓朗さんが「このファンラン挑戦を健康づくりの新たな出発点としてくだされば。頑張るのではなく、楽しんで本番を迎えましょう」と呼びかけました。

参加者をサポートして完走へと導く7人の講師陣

<講師一覧>
・福岡大学病院 リハビリテーション部 松田拓朗さん(Eグループ)
・ランフィット・ランニング専門トレーナー 小島成久さん(A1グループ)
・ランニングサークル福岡ゆるラン 代表 丸山慎治さん(A2グループ)
・On Japanシューフィッター 前田誠さん(B1グループ)
・エール・ランニングクラブ マネジャー 住吉泰地さん(B2グループ)
・健康運動指導士 前原雅樹さん(Cグループ)
・唐津赤十字病院 看護師 吉田のぞみさん(Dグループ)

講義と実技、走るための基礎を学ぶ

前田誠さんによる「靴の履き方」 の講義

まずは座学、On Japanシューフィッター 前田誠さんによる「靴の履き方」についての講義の時間です。足の構造の解説のほか、靴の履き方やひもの結び方がなぜ大事かなどについてスライドに実演を交えて説明。受講生は熱心に聞き入り、メモを取る人の姿も見られました。

熱心に聞き入る参加者

講義が終わると次は実技講習へ。グループごとに天神中央公園に向かいました。実技のプログラムは各講師がそれぞれのグループに合ったやり方を準備していて、共通の内容は走る上での基礎を学ぶという点。「走る」ときと「歩く」ときの違いなど、足の動きを確認するなどしました。

靴や靴ひもも大事なポイント

B1グループでは、靴について講義した前田さんが早速、受講生の足元をチェック。「靴ひもの結び方で走る“燃費”が変わりますよ」と靴ひもを結ぶ強さや解けにくい結び方についてアドバイスしていました。

「骨盤の角度も意識して走ります」と新しい知識も

全員がフルマラソンの経験者というA1グループは、視線の方向や足の着地の仕方、骨盤の角度など走るときの姿勢について指導を受けていました。講師の小島成久 さんは「走り方は学校では教えてくれないでしょう。フルマラソンを走るような人でも知らないことは多いんですよ」と話します。

自分の体力を確認しながら

Cグループでは「ファンラン完走バイブル」という資料を見ながら、5.2㎞を走り切るためにどのくらいの体力が必要なのか、データに基づき確認。受講生は同じテンポで3分間の足踏みをした後に脈拍を測り、自身の体力レベルをチェックしました。

足踏みをしながら体力チェック
正しい姿勢を確認しつつ走ってみよう

経験、年齢、動機もさまざまな仲間と完走を目指す

メンバーは、マラソン経験、年齢、動機などさまざま。数人に参加のきっかけや意気込みを聞きました。

初めてのマラソンに挑戦する森田郁美さん

山登りやウオーキングはするけれどランニングの経験はゼロという森田郁美さん(Cグループ)は「走るための体の使い方を知りたい。走れるものなら走ってみたい」と今回チャレンジしました。

「自分の体力を知ってトレーニングしながら」完走を目指す佐田功利さん

自分の体力レベルをチェックした佐田功利さん(Cグループ)は80歳。「基礎的なことを知っていれば今後のトレーニングに役立てられます。資料を参考に続けていきたい」と11月の本番に向けて体力アップを誓っていました。

フルマラソン経験もある坂本裕晃さん

フルマラソンの経験者、坂本裕晃さん(A1グループ)は「だんだん走れなくなってきたので、走り方に問題があるのではないかと不安に。もう一度しっかり走れるようになりたい」と参加を決めたそうです。

午前10時を前に実技講習を終え、集合写真を撮影して解散。

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脳活、運動、食事、睡眠、社会参加、脳トレなどの普及・啓発活動による健康寿命の延伸・認知症予防の実現を目指す「脳活新聞」

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