【脳活新聞コラボ商品】スーパーフードの栄養を手軽に「ビーツチップス」誕生

 鮮やかな赤い色の野菜「ビーツ」。ミネラルや鉄分をはじめ栄養成分が豊富なことから、スーパーフードの一つにも挙げられています。その高い栄養価に着目した「カフェ マールツァイト」(福岡市中央区)の店主、明瀬竜児さんは、もっと手軽にビーツを食べてほしいと、ビーツチップスを商品化。脳活新聞とコラボレーションした「脳活新聞おススメ/ビーツチップス」としてショッピングサイト「西日本新聞セレクトモール」で販売中です。

目次

ビーツの働き=整腸や血行促進に期待

セレクトモールで販売中の「ビーツチップス」 ※商品写真はイメージ

 ビーツは、日本ではウクライナやロシアの郷土料理・ボルシチの材料としてなじみが深い野菜。見た目は赤カブのようだが、ホウレンソウと同じヒユ科の仲間です。

味わいに優れた「あさぎり農園」のビーツを使用

 明瀬さんがビーツを知ったのは、英国ロンドンの和食店で腕を振るっていたときのこと。その印象的な色に引かれたといいます。約10年前に日本に戻り、2015年に福岡で現在のカフェをオープン。ビーツを本格的に料理に取り入れるようになったのは、有機農業にこだわる「あさぎり農園」(熊本県あさぎり町)のビーツに出合ってからです。
 「同園のビーツは独特の土臭さが少なく、甘みが強くて、皮までやわらかく食べられます」と明瀬さん。煮込んだり、焼いたりしても栄養成分が壊れにくいことでも知られています。

ビーツを使った料理も提供している「カフェ マールツァイト」の明瀬夫妻

 「店ではまるごとローストしたり、ペースト状にして生地に練り込んパンを焼いたりして提供しています。天然のオリゴ糖や食物繊維が豊富だからでしょうか。食べて便通が改善したというお客さまも多いです」。

セレクトモールで販売中の「ビーツチップス」 ※商品写真はイメージ

 今回のビーツチップスは1年ほど前から試作を重ねて完成しました。「ビーツの食べ方が分からないという人にも手軽につまんでもらえればうれしいです」。サクッとした食感やビーツの美しい色を楽しむことができ、いろいろな料理のトッピングにもおすすめです。

肉料理のアクセントに 調理:カフェ マールツァイト

【生産者便り】盆地特有の気候を生かし有機農業でビーツ栽培

ビーツを収穫する「あさぎり農園」の矢神活朗さん

 西日本一のビーツ栽培量を誇る「あさぎり農園」。4㌶の広大な畑からは、宮崎県側に連なる白髪岳や陀来水岳などが見渡せます。代表取締役の矢神活朗さんは、約12年前から化学的農薬、化学肥料、除草剤を使わずにビーツの栽培を始めました。

あさぎり農園で収穫されたビーツ

 「主に冷凍加工工場や野菜乾燥工場への原料供給用として、ホウレンソウや小松菜などを栽培してきました。取引先から赤い野菜の粉末の要望があり、赤パプリカや唐辛子などで試していくうちにビーツにたどり着きました。見たこともない野菜だったので、ネットの情報を参考にして試行錯誤しながら栽培を始めました」と矢神さんは話します。

白髪岳(熊本県)を背景に。矢神さんとカフェ マールツァイトの明瀬さん

 「盆地特有の気候で、冬場は毎朝氷点下4~5度まで気温が下がり、午前11時ごろまで霧が立ちこめ光が遮断された保冷状態が続きます。その後霧が晴れて、植物に一気に日光が当たります。その寒暖の差がストレスとなり、身を守ろうとして糖分を蓄え強くなります。また、火山だった山が近く、火山灰が混ざり合い、野菜作りに適した水はけの良い土壌です」

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この記事を書いた人

脳活、運動、食事、睡眠、社会参加、脳トレなどの普及・啓発活動による健康寿命の延伸・認知症予防の実現を目指す「脳活新聞」

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