【ナッツの栄養】見た目は小さくても、期待できる美容効果は抜群!

ナッツとは、食べることができる「木の実」の総称であり、カシューナッツやヘーゼルナッツ、アーモンド、くるみ等を指します。
小さな見た目とはうらはらに、少量の摂取で健康効果の高い栄養を摂取することができます。では早速、ナッツの栄養やその効果を見ていきましょう。<管理栄養士seira>

ナッツ
目次

特徴①キレイに嬉しい「ビタミンE」がたっぷり

ナッツにはビタミンEが豊富に含まれており、抗酸化作用により、有害な活性酸素から細胞を守ってくれる働きがあります。肌のシワやたるみ、肥満等を予防する嬉しい効果が期待できます。
また、ビタミンB2も豊富に含まれ、髪や肌などの細胞を活性化する効果も期待できます。若々しくありたい方や、キレイを保ちたい方におすすめの食材です。

特徴②新陳代謝を促す「銅」を豊富に含む

ナッツに豊富に含まれる「銅」には酵素の量を増やし、新陳代謝を活発にして骨や髪、皮膚などを健康に保ってくれる働きがあります。
貧血防止、疲労回復やむくみ解消、冷えの改善なども効果的です。

特徴③良質な脂質で肥満、生活習慣予防

ナッツに含まれる脂質は「不飽和脂肪酸」といって、コレステロールを抑制する働きがあり、肥満、動脈硬化、高血圧を予防してくれます。
また、ナッツは比較的かたいものが多く、噛むのに時間がかかります。しっかり噛むことで満腹中枢を刺激できるので、少量でも満腹感を得られます。そのためダイエット中の間食におすすめの食材です。
また、「ナッツを食べるとニキビができる」といわれることがありますが、これも間違い。
ナッツの栄養成分で肌を整うことがあっても、ニキビの原因にはなりません。
極端な食べ過ぎや、チョコレートがけなどが付随して、高脂肪になりニキビを誘引することは考えられます。

ナッツを食べる時のポイント

1、1日20粒まで。食塩不使用、素焼きのものを選びましょう。

ナッツの成分は健康効果が高いとはいえ、極端な食べ過ぎは注意です。
1日20粒までに抑えましょう。また、味付きや揚げたナッツは塩分・脂質摂取過多になる可能性があるので、なるべく食塩不使用で素焼きのものが安心です。

2、小分けパックを購入して、開封したあとはなるべく早く食べましょう

ナッツ類の油は酸化・変質しやすく、油臭くなって風味が悪くなってしまいます。小分けパックで購入するのがおすすめ。
また、ナッツの酸化が進行する要因は酸素、光、熱であるため、これらを避けて保管するようにしましょう。もし食べきれない場合は、ハチミツに漬けておくことでナッツの酸化速度を抑えることも可能です。

ナッツは少量でも満足感が出て、かつ栄養もあるため、間食におすすめの食材です。ナッツを食べて、キレイと健康を目指しましょう。

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

栄養教諭として小中学校で勤務後、現在はフリーランス管理栄養士・フードコーディネーターとして活動中。SNSを中心に栄養情報発信、レシピ開発、栄養相談、食事指導、料理撮影等、幅広く活動している。

目次
閉じる