【せりの栄養】春の七草のひとつ、香りと苦みにパワーあり

独特の風味と香りが特徴的な、春の七草のひとつである「せり」。普段食べる機会がない方がほとんどかもしれませんが、秋田県の郷土料理「きりたんぽ鍋」や宮城県の郷土料理「せり鍋」には欠かせない食材で、東北地方ではよく食べられているそうです。
せりは、競り合って一カ所で生育するため、「競り合う」ことから「せり」と名がついたといわれています。
それでは、「せり」に含まれている栄養と効能をご紹介します。<管理栄養士seira>

せり
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特徴①特有の香りと苦みにパワーあり

特有の香りと苦みがある野菜ですが、この香りや苦味成分にパワーが詰まっています。
せりの香り成分には、気持ちを落ち着かせる鎮静効果やリラックス効果があります。
さらに、ストレスに対する抵抗性を高める効果や食欲増進効果もあるとされています。
無病息災を祈って食べる七草粥の「春の七草」に選ばれているのも納得です。

特徴②免疫力をアップさせるビタミンが豊富

せりは非常に栄養価が高く、特にビタミンやミネラルに優れています。中でも注目したいのがビタミンCやβ-カロテンで、それらは免疫力向上や粘膜強化にはたらき、風邪などの病気を予防してくれます。
また、せりに含まれる抗酸化作用が高い「ケルセチン」との相乗効果によって、ガン予防や老化防止が期待できます。
ほかにも、貧血予防に効果的な鉄や、骨を強くするカルシウムも豊富に含まれています。

せりを食べる時のポイント

1、根は切り落とさないで

せりは葉や茎を食べると思われがちですが、実は根も食べられます。
根にも栄養や香り、美味しさが詰まっているため、根は切り落とさず、一緒にいただきましょう。
天ぷらや、おひたし、鍋にするのがおすすめ。

2、煮汁まで食べて

せりに含まれるビタミンは、煮汁に溶けだしてしまうものも多くあります。
せっかくの栄養を逃がさないためにも、最後は雑炊などで楽しんで、煮汁まで美味しくいただきましょう。

七草粥以外で食べる機会が少ない「せり」ですが、リラックス効果があり、栄養もたっぷりの食材。
日本のハーブともいわれる「せり」を美味しく食べて、心身共に健康を目指しましょう。

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この記事を書いた人

栄養教諭として小中学校で勤務後、現在はフリーランス管理栄養士・フードコーディネーターとして活動中。SNSを中心に栄養情報発信、レシピ開発、栄養相談、食事指導、料理撮影等、幅広く活動している。

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