くせのない味わいから、中華料理だけでなく洋風料理にも和食にもぴったりのチンゲン菜。
実は、風邪を引いた時など、体調を崩した時にぜひ食べてほしい食材です。 <管理栄養士seira>
目次
特徴①豊富に含まれる「β-カロテン」や「ビタミンC」が免疫力を高め回復を助けてくれる
β-カロテンは、皮膚や粘膜の健康を保つために必要なビタミンで、粘膜のダメージを回復する効果や免疫力を高める効果があります。
ビタミンCは、ウイルスに対する抵抗力を高めたり、ストレスから体を守ったりして、回復を早めてくれるはたらきがあります。
特徴②老廃物を排出してくれる「カリウム」などのミネラルがたっぷり
ミネラルは汗とともに体から出て行ってしまうため、熱が出た時などは普段よりもミネラルを補給する必要があります。
中でもカリウムは、老廃物を外に出す働きを持つため、体調を崩した時には特に取りたい栄養素です。
チンゲン菜には、カルシウムや鉄、カリウムなどのミネラル類が多く含まれています。
特徴③おなかにやさしい
風邪を引いた時は消化機能が弱っているため、できるだけ胃に負担をかけない食事をすることが必要です。
チンゲン菜に含まれる「アリルイソチオアネート」は、消化促進に効果的。また、葉物野菜にはめずらしく、食物繊維が少なくて、消化にやさしいのがチンゲン菜です。
チンゲン菜を食べるときのポイント
1、たんぱく質と一緒に食べる
チンゲン菜には鉄が含まれていますが、非ヘム鉄という体内に吸収されにくい鉄です。
たんぱく質を含む食材と一緒に食べることで体内への吸収率が高くなります。
消化の良い卵や、豆腐、白身魚を選ぶと良いでしょう。
2、スープや煮物にして、汁まで食べて
チンゲン菜に含まれているビタミンCは、煮込むと汁に溶け出してしまいます。
ぜひ汁まで食べて、身体を温め、栄養も余すことなく摂りましょう。
風邪を引いた時にはチンゲン菜を食べて、身体を労り、回復を早めましょう。
あわせて読みたい
【小松菜の栄養】カルシウムたっぷり!小松菜を食べて、骨粗しょう症予防
【小松菜の栄養】カルシウムたっぷり!小松菜を食べて、骨粗しょう症予防
比較的安価で年中出回る小松菜ですが、日本人に必要な栄養素がたっぷりで優秀な食材だということを知っていますか?<管理栄養士seira>
あわせて読みたい
【ごぼうの栄養】ふたつの食物繊維が抜群の整腸作用をもたらしてくれる
【ごぼうの栄養】独特な香りや歯ごたえを持ち、日本では古くから親しまれている食材ですが、欧米や中国ではハーブや漢方薬として使われています。
そんな、さまざまな楽しみ方ができるごぼうの栄養をご紹介します。<管理栄養士seira>
あわせて読みたい
【舞茸の栄養】おいしいだけじゃない!抗ガン作用や免疫力アップにも期待
【舞茸の栄養】見つけると舞うほどうれしい」というのが名の由来といわれるのが舞茸。
芳醇な香りとうまみで人気のきのこですが、実は古くから漢方薬としても用いられ、栄養価にも優れています。では、舞茸の栄養と調理するときのポイントをご紹介します。 <管理栄養士seira>