【舞茸の栄養】おいしいだけじゃない!抗ガン作用や免疫力アップにも期待

「見つけると舞うほどうれしい」というのが名の由来といわれるのが舞茸。
芳醇な香りとうまみで人気のきのこですが、実は古くから漢方薬としても用いられ、栄養価にも優れています。では、舞茸の栄養と調理するときのポイントをご紹介します。 <管理栄養士seira>

舞茸
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特徴①「β-グルカン」が抗ガン作用、免疫力アップに効果的

舞茸に含まれる不溶性食物繊維「β-グルカン」には、免疫力を活性化させる効果があります。
さらに、腫瘍を抑制する効果があるとの研究結果も出ており、抗ガン作用が期待できると言われています。
現在も世界で研究が進められており、注目の栄養素です。

特徴②骨の形成を助ける「ビタミンD」の含有量がトップクラス

舞茸には、しいたけの約10倍のビタミンDが含まれています。
ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、骨の形成と成長を促進します。骨粗しょう症予防にも不可欠な栄養素です。

特徴③皮膚や髪を健やかに保つ「ビタミンB2」が豊富

きのこ類の中でも舞茸が最もビタミンB2を豊富に含んでいます。
ビタミンB2は、皮膚、髪、爪などを健やかに保ち、口内炎や肌荒れ、ニキビを防ぐ効果があります。

特徴④豊富な「食物繊維」が、便秘改善に効果的

きのこ類は食物繊維が豊富というのは有名ですが、特に舞茸には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類の食物繊維が含まれており、便秘改善に役立ちます。
また、不溶性食物繊維は腸の中で水分を吸い込んで膨らむため、食べ過ぎ防止にもおすすめです。

舞茸を調理するときのポイント

1、卵料理と合わせるときは、事前に舞茸を加熱して

生の舞茸にはたんぱく質を分解する酵素が含まれており、茶碗蒸しにそのまま入れると、うまく卵が固まりません。
その酵素は加熱すると無力化するため、卵料理と合わせる時は、事前に舞茸を加熱してから加えるのが良いでしょう。

2、生の舞茸とお肉をいっしょにつけておくと、しっとり柔らかに

前述のとおり、舞茸にはたんぱく質分解酵素が含まれるため、生の舞茸をお肉に揉みこむことで、お肉をしっとり柔らかくしてくれる効果があります。

舞茸をうまく活用して、美味しく、健康を目指しましょう。

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この記事を書いた人

栄養教諭として小中学校で勤務後、現在はフリーランス管理栄養士・フードコーディネーターとして活動中。SNSを中心に栄養情報発信、レシピ開発、栄養相談、食事指導、料理撮影等、幅広く活動している。

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