日本が誇る発酵食品、納豆。
納豆菌が多くの酵素を作り出すことで、大豆にはないうま味が加わり、栄養価もアップしています。それでは、納豆の栄養を見ていきましょう。 <管理栄養士seira>
目次
特徴①「ナットウキナーゼ」が血栓を予防してくれる
ナットウキナーゼは、血栓を溶かす作用が非常に強いとされ、動脈硬化予防に効果が期待できます。
血圧降下作用や血行促進作用も報告されています。
特徴②骨粗しょう症の予防に「ビタミンK」
ビタミンKはビタミンDとともにカルシウムの吸収をよくする働きがあります。
また、骨からカルシウムが溶けて血液に流れ出るのを防ぐ役割があり、骨を丈夫にするために欠かせない栄養素です。
1パック食べるだけで、1日のビタミンKの摂取目標量を十分に補うことができます。
特徴③「イソフラボン」が美肌に効果的。更年期障害の予防にも
納豆に豊富に含まれている「イソフラボン」は、女性ホルモンの「エストロゲン」に似たはたらきをしてくれ、ハリのある肌を作る効果が期待できます。
また、骨粗しょう症の予防や更年期障害の予防にも役立つと言われています。
更年期以降の女性はエストロゲンの分泌量が大幅に減るため、女性は特に意識して食べたい食材です。
納豆を食べる際のポイント
1、血栓予防効果を期待するなら、加熱しないで
ナットウキナーゼなどの酵素は熱に弱い性質があります。熱々のごはんに乗せることでもナットウキナーゼの働きは弱くなってしまいます。
血栓予防をしたい方は、加熱はせず食べてくださいね。
たんぱく質やミネラル、ビタミンKなどは熱に強いため、加熱しても問題ありません。
2、カルシウムを含む食品と一緒に食べよう
カルシウムを多く含む食品・・・小魚、小松菜、わかめなど これらと納豆を組み合わせて、カルシウムの吸収率をアップさせましょう。
上記以外にも、納豆には良質なたんぱく質や、カルシウム、鉄、食物繊維なども豊富に含まれています。
納豆を食べて、おいしく生活習慣病を予防しましょう。
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