【バナナの栄養】バナナを食べておなかスッキリ 高血圧予防にも

バナナはその手軽さと栄養から、朝食や軽食にぴったりの果物。
バナナにはさまざまな健康効果があるといわれ、今でも研究が積極的に進められている食べ物のひとつです。
早速、バナナの栄養とはたらきを見ていきましょう。<管理栄養士seira>

バナナ
目次

特徴①「フラクトオリゴ糖」が腸内環境を整えてくれる

バナナには、「フラクトオリゴ糖」が含まれています。
フラクトオリゴ糖は、消化されずそのまま腸まで届く栄養素です。それが善玉菌のエサとなり、腸内環境を整えてくれます。その結果、便秘や下痢などのトラブルを抑え、健康な腸の働きを保ちます。

特徴②性質の違う糖類で、持続的にエネルギー補給

バナナは、運動や勉強前・間のエネルギー補給にも適しています。
その理由は、性質の違う糖類にあります。
ブドウ糖と果糖は食べてすぐにエネルギーに変化し、ショ糖は緩やかに吸収されていきます。これらが組み合わさり、持続的にエネルギーを補給してくれるのです。腹持ちも良いため、朝食にもぴったりです。

特徴③高血圧を予防する「カリウム」が豊富

カリウムには、余分なナトリウムを排出するはたらきがあるため、高血圧予防のためには積極的な摂取がすすめられています。
細胞内の水分量を正常に保つはたらきもあるため、むくみ解消にも効果があります。

食べる際のポイント

1、シュガースポットは甘いしるし

バナナの表面に出る茶色のポツポツは、シュガースポットといい、食べごろのサイン。
甘く熟したしるしです。

2、冷凍保存のコツ

熱帯・熱帯・亜熱帯性の果物であるバナナは寒さに弱く、冷蔵庫などの低温で保存すると低温障害をおこしてしまうことがあります。
長期保存したい場合は、皮をむいてラップに包み、冷凍庫で保存しましょう。
食べるときはそのままシャーベットのように食べたり、ジュースにしたりするのもおすすめ。

バナナは今でも研究が積極的に進められています。
特に、すべての食物の中でもトップクラスの抗酸化力が見られ、老化防止に効果が期待できるといわれています。
ほかにも、花粉症予防、貧血予防、肥満予防、免疫力向上・・・などの効果があるとの研究結果が出ています。今後も、バナナの栄養に注目していきたいですね。

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この記事を書いた人

栄養教諭として小中学校で勤務後、現在はフリーランス管理栄養士・フードコーディネーターとして活動中。SNSを中心に栄養情報発信、レシピ開発、栄養相談、食事指導、料理撮影等、幅広く活動している。

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