みずみずしさとシャキシャキ食感が特徴の、サラダの定番「レタス」。
レタスに含まれる栄養素と、管理栄養士が勧める効果的な食べ方を紹介します。 <管理栄養士seira>

特徴①水分たっぷり!
レタスの約95%は水分。
その水分がシャキシャキ感を生み出してくれ、サラダには欠かせない食材です。
1食あたりの栄養量は多いとは言えませんが、それでも美肌や風邪予防に効果的なビタミンC、抗酸化作用のあるビタミンE、腸を整えてくれる食物繊維など、様々な種類の栄養素を含んでいます。
特徴②貧血予防に効果的な葉酸や鉄も含む
レタスは葉酸や鉄も含んでいます。
葉酸は、健康な赤血球やたんぱく質の生成に不可欠で、不足すると貧血になったり、粘膜が弱まり口内炎ができたりします。
鉄は赤血球の構成成分で、不足すると貧血になったり、酸素の運搬がうまくいかず疲れやすくなったりします。
特徴③レタスの苦み成分にはリラックス効果も
あまり知られていないのが、レタスに含まれる成分のリラックス効果。
レタスの茎を切ると出てくる、白い乳状の液体。それはレタスの苦み成分で、この成分には沈静、催眠の効果があると言われています。
また、レタスに含まれるカルシウムにもイライラを鎮める効果があるため、2つの成分の働きでリラックス効果が期待できます。
食べ方のポイント
1、加熱調理でたっぷり食べよう!

様々な種類の栄養素が含まれるものの、生のままだとあまり量を食べられません。
鍋やスープ、炒め物にすることでかさが減り、量をたくさん食べることができます。
さらに、油といっしょに調理するとカルシウムやカロテンの吸収率がアップ。
2、変色を防ぐために、なるべく包丁は使わない
レタスは「金気を嫌う」といいますが、刃物で切ると切り口が変色していきます。
そのため、手でちぎるようにするのがおすすめ。
手でちぎることで葉の断面が粗くなり、ドレッシングや味が絡みやすくなる効果もあります。
寒い冬には、豚肉とレタスで鍋もオススメです。
レタスをおいしく食べて、心も体もリラックスさせましょう。


