原産地はインドのヒマラヤで、日本では江戸時代から栽培されているきゅうり。
日本では生で食べることがほとんどですが、その淡泊な味や食感から、外国では炒め物にすることも。
そんな世界中で食べられている定番の野菜、きゅうりの栄養や食べ方のポイントをご紹介します。<管理栄養士seira>
目次
特徴①むくみ解消、高血圧予防に効果的な「カリウム」が豊富
カリウムには利尿作用があり、むくみやだるさの解消、デトックス効果が期待できます。体内から余分なナトリウムを排出し、高血圧予防にも効果的。
カリウム以外にも、肌の調子を整えてくれるビタミンC、Eなどのビタミンや、腸の調子を整える水溶性食物繊維等の栄養素も含まれています。
特徴②水分たっぷり!体にうるおいを補給 便秘の改善にも
約95%が水分のきゅうりは、水分補給として最適な食材です。
水分補給は飲み物でするものと思われがちですが、食物からの水分摂取も体には必要。人は食物から約1Lの水分を摂取しているといわれており、飲み物だけでは十分な摂取が難しいのです。
体内にしっかりと水分が補給されていると、お肌のうるおい、便秘の改善、脳梗塞予防等につながります。水分が不足すると、血流が悪くなり頭痛や冷え、便秘の原因になります。最悪の場合は脱水症状になり、命の危険も出てきます。
きゅうりのように水分とミネラルを豊富に含んだ食材を食べて、水分補給をサポートしましょう。
きゅうりの食べ方のポイント
1、栄養も食感も、新鮮さが命
成分のほとんどが水分なので、時間がたって蒸発すると味も食感も極端に落ちてしまいます。
新鮮なうちに食べ、冷やしすぎは禁物。イボがとがっているものを選びましょう。
2、酢の物やピクルスで食べるのもGood
きゅうりには、ビタミンCを壊すアスコルビナーゼという酵素が含まれています。
酸がこの働きを抑えるので、酢やレモンといっしょに調理すると良いでしょう。
むくみや高血圧予防、水分補給にもってこいの「きゅうり」。
旬の夏場はもちろん、気が付かないうちに水分不足になりやすい冬場にも「きゅうり」を食べて、美味しく健康管理をしていきましょう。
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